客からの暴言や暴行、不当要求などで働く人の就業環境を害するカスタマーハラスメント(カスハラ)。犯罪心理学の観点からカスハラ研究に取り組む桐生正幸・東洋大学教授(犯罪心理学)が6月、「カスハラの犯罪心理学」(集英社インターナショナル新書)を刊行した。大学教員になる前は、山形県警の科学捜査研究所(科捜研)で犯罪者の特徴を推論する「プロファイリング」を行っていた桐生教授は、プロファイリングを生かしたカス