日本陸上選手権最終日の6月4日。前日は女子三段跳び森本麻里子(内田建設AC)の24年ぶりの日本記録更新と、女子100mハードル4選手による12秒台の熾烈な戦いに湧いた会場が再び盛り上がったのは、男子110mハードル決勝だった。予選からトップの走りで調子のよさを見せていた泉谷駿介前日の予選をトップ通過していた日本記録保持者の泉谷駿介(住友電工)が向かい風0.9mの厳しい条件のなか、序盤はすでに世界選手権参加標準記