2022年、プロ野球のドラフト会議(新人選手選択会議)で、京都大学医学部の水口(みなくち)創太投手が福岡ソフトバンクホークスから育成ドラフト7位で指名された。京都大学でドラフト指名を受けた選手は史上2人目、医学部からは史上初となる。この快挙の裏には、2021年11月に京都大学硬式野球部の監督に就任した近田怜王(れお)監督による選手の意識改革や、多様な人材の登用と育成といった試みがあった。学生の能力を伸ばし、