「強くイメージし、紙にも書き込んだからこそ、プロサッカー選手になれたんだと思います」渡部博文(35歳)は穏やかな声音で言った。「小6の時に『ゆめシート』という将来の夢を書いたんですが、そこには何歳で何をするとか、かなり細かく書いていました。『日本代表になってワールドカップに出場する』『世界のトッププレーヤーと争って、ドイツやイタリアでプレーする』『(当時はFWで)自分のゴールで観客が喜ぶ』とか。引退