戦艦「大和」の建造中、山本五十六は「これからは海軍も空軍が大事で大艦巨砲はいらなくなる」といいました。今も「大和」=「無用の長物」という見方が支配的。しかし当時を振り返ると「大艦巨砲主義」にこだわったのは旧海軍だけではありませんでした。戦艦の建造ラッシュとその後旧日本海軍の戦艦「大和」は、日本がロンドン海軍軍縮条約を破棄した1936(昭和11)年に建造が開始されました。それまで第1次世界大戦後の軍縮条