夫婦別姓の婚姻届を受理しないのは憲法に反すると訴えていた家事審判3件の特別抗告審の決定で、最高裁大法廷(裁判長・大谷直人長官)は6月23日、夫婦別姓は「合憲」との判断を示した。最高裁が夫婦別姓の違憲性を判断するのは2度目。2015年、民法が定める夫婦同姓を「合憲」とする判決を出していたが、社会情勢の変化を背景にあらためて判断が求められていた。裁判官15人中11人は合憲、4人は違憲とした。決定後、申し立てた女性は