覚せい剤取締法や大麻取締法などの薬物犯罪は以前より減少していますが、いまなお1万4000人近くが検挙されています。犯罪白書(2020年版)によれば、2万人を超えていた2000年以降は減少傾向にありましたが、2015年からは1万4000人前後で推移しています。2019年は1万3860人(前年比−3.2%)で、大麻取締法違反が過去最多となるなど、全体の件数は下げ止まりの傾向にあります。薬物犯罪は通常の捜査方法で検挙するのが難しい犯罪と