国際社会の制裁、相次ぐ自然災害、新型コロナウイルスの三重苦に苛まれている北朝鮮。そこに住む人々は、財布の紐を固く締めることで、この苦境をなんとか乗り切ろうとしている。そんな実態を探るため、デイリーNKは北部の両江道(リャンガンド)恵山(ヘサン)に住む10世帯を対象に聞き取り調査を行った。今年1月から9月までの累計支出額の平均は、例年なら1万2000元(約18万7000円)に達するが、今年は3割以上減少した8000元(約