不信の悪循環蓋をすれば実は腐る。古代ローマは、巨大な版図とともに、多様な文化を許容しなければならなくなった。世界国家、民族平等、民主主義、と、建前は華々しいが、Wスタンダードどころか、そのときどきにどこかの州邦の理屈を持ち出すことで、ホモでもレズでも、一夫多妻でも一妻多夫でも、不倫でも乱婚でも、なんでもありの倫理崩壊。その一方、外で公言はしないものの、これらを心底で嫌う民族保守主義はかえって強化