普段本を読んでいて、ふと「なんのために自分は本を読んでいるのか」と考えるときがある。楽しむため、仕事のため、いろいろ思い浮かぶが、これというものはない。ただ、なんとなく血肉になっているという実感はある。そうした理由をはっきりと言えるのが、読書を推薦する経営者だ。M&Aに関する事業を行う会社を経営する正田圭さんは、中学生のときに起業し、29歳になった今では資産10億円以上を築いている。そして、その血肉