リベリアでエボラ出血熱の新規症例が42日間にわたり記録されなかったことを受け、世界保健機関(WHO)は5月9日、同国でのエボラ流行終息を宣言した。国境なき医師団(MSF)もこの宣言を前向きに受け止める一方で、隣国のギニアとシエラレオネではいまなお新規症例の報告があり、西アフリカ地域の流行が終息したわけではないため、国境をまたいだ疫学的監視の維持を呼び掛けている。医療システムの再建支援が求められるリベリア