研究用“脳”100瓶が行方不明、16人殺害した凶悪犯のものも姿消す。

写真拡大

米国で、約100瓶の脳が行方不明になるという、不気味な事件が起きている。

その脳はオースティン州立病院の協力のもと、テキサス大学オースティン校が研究に使用するためホルムアルデヒドに漬けられており、神経科学の生徒たちはハンチントン病からパーキンソン病、うつ病や心筋梗塞に至るまでの勉強に使用していた。

同校は今回の事件を受けて、収蔵品の調査を開始。「その扱いを真剣に捉えています」とコメントを発表している。

今回行方不明になった脳の1つには、自身の母親と妻を含めた16人を殺害した凶悪犯のチャールズ・ホイットマンのものもあったという。ローレンス・コーマック教授はその重要な研究素材が、ただのいたずらなどに使用されてしまうのではないかと心配しているようだ。