みんなもしているからは大丈夫じゃない?気づかないと告訴されるかもしれないグレーな10個のあるある投稿

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2014年5月、SNKプレイモアは、漫画の中に著作権法違反があるとして、スクウェア・エニックスを著作権侵害で刑事告訴した、そして今月(11月)、著作権法違反の容疑で16名が書類送検された。

誰しも聞いたことはある「著作権法」。
これに違反してしまうと、多大な請求が発生する可能性があるだけでなく、最悪の場合、今回のような刑事告訴されるケースだってある。

間違っても刑事告訴などという状況にはなりたくないものだが、SNSや動画投稿サイトを使っているだけで、気づかないうちに著作権法に違反してしまっていることがある。
よかれと思って動画を投稿しただけなのに、ある日玄関に警察が立っていたなんてことには誰だってなりたくないものだ。


気づかずに著作権法違反にハマってしまう10のポイントをチェックしていこう。

●気づかずやってしまいがちな違反行為
SNSやブログをしていると、「これは違反かも」と感じながら、「みんなやっているかが大丈夫」と思っている行為がよくある。

以下に紹介する10個の中に、そうした「危険なトラップ」が隠されているのだ。

1:テレビでの感動シーン、その瞬間を撮影してSNSで共有したい
テレビで観た感動シーン、または衝撃シーンなど、その時の感動は他人と共有したいものだ。そこでスマホのカメラで撮影してSNSへアップ。「いいね」も「シェア」もされて、ウキウキ。だが、これは「アウト」だ。

2:街で大好きな芸能人を見かけた!記念に写真1枚だけならいいよね
テレビなどでいつも見ている芸能人や有名人、街で突然見かけると、つい嬉しくなるもの。テレビでもいい人オーラいっぱいだから記念に写真を撮ってSNSやブログで自慢や報告したいと思うのはファン心理だ。しかし、それを実際にしたら、肖像権とパブリシティ権の侵害で「アウト」だ。

3:雑誌や本で役にたつ情報をゲット みんなにも教えてあげたい
書店で、本の購入前に行った場合は窃盗罪、また内容を勝手にSNSやブログへ投稿するのは著作権侵害となるので「アウト」だ。

4:人気の有名キャラクターの絵が上手に書けた!ほかの人の感想が聞きたいのでSNSで聞いてみたい!
キャラクターそのものをアップする以外に、自分で書いたキャラクターの絵もオリジナルでない限りこれも著作権法違反となるので「アウト」。

5:旅行で撮影した動画に好きな音楽をBGMいれて動画配信サイトでアップ
動画のBGMに商用の楽曲をいれて、動画共有サイトで公開すると、これも違法行為で「アウト」だ。

6:電車や街で面白い人を見た。ちょっとスマホで撮ってSNSでみんなに報告っと
これももちろん、本人の許可が無い場合は肖像権侵害となるので「アウト」だ。

7:動画投稿サイトに好きなアーティストの曲があったからダウンロードしてみた
当然ながら、これも違法行為なので「アウト」だ。とくに違法だと知りながらダウンロードした場合には2012年10月より刑事罰の対象となっているので要注意だ。

8:お気に入りやあたらしく知った面白い漫画をスキャナーやカメラで撮って、動画投稿サイトなどに投稿してみた
注目を集めるかもしれないが、これも「アウト」だ。事実、2010年には漫画を動画投稿サイトに投稿した中学生が著作権法違反容疑で逮捕されている。

9:ブログを見ていたら、学校のレポートにちょうどいい資料を発見。個人のブログだしコピペつかっちゃおう
これも当然ながら著作権法違反で「アウト」だ。引用のルール、著作者の承諾がない限り罰則の対象となる。

10:自宅で使っているパソコンソフトが便利なので、会社のパソコンにもインストールして使ってみよう
パソコンソフトはインストールできるパソコンの数がきめられている。それを越えた数のパソコンにインストールするのは違法コピーになるので「アウト」。仕事で使うパソコンソフトは会社の購入された製品を使おう。


さて、あなたは何個アウトがあったかな?
著作権以外にも、肖像権や、パブリシティ権なんてものもある。
この10個の例は、普段のネットでよく見かけるケースを集めてみた。あなたの見ているTwitterやFacebookなどでも、みかけたことがあるのではないだろうか。

たまたま著作者が訴えないから不問になっているが、だからといって「やっていい」わけではないのだ。

それでは、どうすればいいのだろうか。

●音楽や動画のダウンロードは「エルマーク」があるか確認しよう
他人の文章を自分用に使う場合引用ルールというルールが定められているほか、当然ながら著作者の許可を確認しよう。
それ以外の音楽や動画のダウンロードに関しては、サイト上に「エルマーク(ダウンロードOK)」があるか、確認しよう。その表記があるサイトであれば、安心して使うことができる。


「エルマーク」が緑色の葉っぱのようなカタチをしている

インターネットでのブログやSNSが普及した現在、著作権を無視し、多額の請求や刑事告訴となったというニュースがたびたび見かけるようになった。
自分が気づかないうちに、そうした立場に陥らないよう気をつけよう。


マンガでわかる著作物の利用|文化庁
知っておきたいエルマーク|日本レコード協会

布施 繁樹