倉木麻衣
1999年に衝撃的なデビューを果たして以来、2004年の『Wish You The Best』、2009年の『ALL MY BEST』と5年の節目ごとにベストアルバムをリリースし、11月12日に15周年ベストアルバム『Mai Kuraki BEST 151A –LOVE & HOPE-』をリリースした倉木麻衣。音楽活動のみならず、発展途上のカンボジアや震災後の宮城を訪れた“RE:(再生)”をテーマにしたプロジェクトなど、活動の幅を広げる彼女に、この5年間での変化や、LINE上で開催した「倉木麻衣なりきりコンテスト」などについて話を聞いた。

――デビューから5年の節目ごとにベストアルバムをリリースされてきましたが、アーティストと学生の二足のわらじをはいた最初の5年間、その後に大学を卒業されて、アーティスト活動の幅を広げた次の5年間に続き、今日に至るまでの5年間は倉木さんにとってどんな5年間でしたか?

倉木:ハロウィンライブやアジアでの活動もそうですし、駆け足ながらも常に新しいことにチャレンジして、より自分を追求して、音楽もそうですし、活動においても歌手、アーティストはどうあるべきかを再確認した5年間でしたね。

2006年に、ノーベル平和賞を受賞された環境大使のマータイさんと対談させていただく機会があって、改めてソーシャル活動を大切にしていきたいと思ったのがきっかけで、自分なりにチャリティーグッズを作ったり、色々な場所で再生を図る活動を続けてきたんです。

2011年に震災が起きてからは、自分の学ぶべきものをまた再確認することができて。復興に向けて、現地に行ってみて初めて分かることも沢山ありましたし、歌を届ける活動も増えたり、出会いも凄くありました。まさに今回の“151A(一期一会)”で、色々な出会いがあって、自分の成長を高めてくれた5年間だったと思います。