パンケーキに続く!?巷で話題のトースト専門店へ行って来た!!

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長く続くパンケーキブームの次にくる「ポストパンケーキ」メニューは一体なんだ?とあれこれ予測されている中、実は大本命ではと噂されているのが「トースト」なんです。そんなじわじわと話題になっている理由の1つともいえるのが羽田空港のトースト専門店「On the TOAST 」。こちらに突撃取材してみたら、「トースト」に注目の意味がよ〜くわかりましたよ。

パンケーキの次はトースト?

次なるパンケーキに変わる朝ごはんメニューがキテいるとの情報をキャッチしたクックパッド編集部。
そのトレンドとは、なんと「トースト」。
そう、食パンを焼いたメニューである、みんなが毎日のようにたべているトーストです。たしかに焼きたてのトーストは香ばしくて、食欲をそそりますが、何ともふつう?
これが街中でブームになっているとは一体どういうことなのでしょうか。


実際にお店に行ってきた!




1878年創業の老舗。箱根宮ノ下富士屋ホテル


トーストをいま一躍人気者におし上げたのはトースト専門店「On the TOAST(オン・ザ・トースト)」という噂。
一体どんな秘密があるのか、さっそく突撃取材を開始することに。
この「On the TOAST」は、羽田空港国際線ターミナル内にあるのですが、じつは箱根の老舗旅館「富士屋ホテル」のブランド店舗で、箱根宮ノ下 富士屋ホテルのベーカリー&スイーツ「ピコット」と同じレシピで焼き上げたトーストを提供しているお店なのです。




羽田空港内の店舗、かなり広いです!



まずメニューを見て、すぐ目につくのが「THE TOAST」というメニュー。
こちら、なんとお値段は¥3000!!いったいどんなものなのか。トーストを人気者にしたのはもしかして、このメニュー?ということで、正直、勇気のいる値段ですが、こちらのメニューを注文。

すると、見慣れないメニュー表が出てきたのです。



この表を見るだけでどれもおいしそう♪


これにはびっくりです!なんと、パンの厚さ・焼き具合・ミミの有無を自由にチョイスできるとのこと。

店員さんにどうやってオーダーしたらいいのか尋ねたところ、「トーストは何回でもおかわりできるので、まずは一番スタンダードなものにすると良いかと思います」とのこと。
トーストおかわり自由!なんて太っ腹!これなら、3000円の元はかる〜く取れそうです。

色々とカスタマイズしても楽しめそう! というわけで、まずは厚さも焼き具合も中間のミミ付きトーストを注文。

オーダーすると、店員さんが敷いたのは、深紅のテーブルクロス。そう、こちらのメニューをオーダーすると、富士屋ホテルさながらのテーブルクロスでおもてなししてくれるんですよ。



パンは全て、こちらの富士山の溶岩釜で作られているんだそう


香ばしい焼きたてのトーストと共に、大迫力の10種のスプレッド(パンやクラッカーと付け合わせる「塗りもの」のこと)がやってきました。


ちなみにスプレッドの入っている箱は、箱根名物の寄木細工を模したものであるそう。細かいところにまでこだわりを感じます。

とにかく全種類試してみたくて、全部塗ってみました!



とっても贅沢!なトーストです




気になるスプレッドの味を試してみた!

スプレッドの内容は、ピーナツバター、栗の蜂蜜、チョコレート、クリームチーズ、サーモンムース、トロピカルフルーツ、ブルーベリージャム、ストロベリージャム、エシレバター、トリュフバターの合計10種です。


ジャム

スプレッドで提供される3種のジャムは、果肉たっぷりで、まるで作り立てのようなフルーティさ。こちらは、富士屋ホテルで提供されている特製のジャムに、フルーツを加えてアレンジしたものを使用しているとのこと。中でも、ここでしか食べられないトロピカルフルーツのジャムはとっても新鮮な味がしました。



左からトロピカルフルーツジャム、ブルーベリージャム、ストロベリージャム



サーモンムース




サーモンとトーストの意外な組み合わせが美味!


こちらのサーモンムースは、焼きたてのトーストにぴったり!
「他のスプレッドと合わせて食べても美味しいですよ」と店員さんに促され、おすすめのクリームチーズと一緒に食べてみたところ、そちらも非常に美味!でした。
見た目も味も、トーストとは思えないほど上品です。


トリュフバター




口のなかで広がる贅沢すぎる味..



やはり気になるコチラのバター!
ひと口食べた瞬間、口の中にあふれる濃厚なトリュフの香り。これはもう、トーストの領域を超えている・・・そんな風に感じさせる贅沢な味わいでした。

このスプレッドですが、実はこちら、順番にもこだわりがあるとのこと。



右から順に、ピーナツバター、栗の蜂蜜、チョコレート、クリームチーズ、サーモンムース、トロピカルフルーツ、ブルーベリージャム、ストロベリージャム、エシレバター、トリュフバター



右から順番に食べていくと、スプレッドがもっとも良く味わえる順番になっているとのことでした。
そんな細かいところまで計算されているとは…本家富士屋ホテルの「おもてなし」恐るべし、ですね。

トーストを超越したトーストメニュー

次に、トーストを用いた本格的なディナーとして提供される洋風トーストの一つ、海老ガーリックトーストを注文してみました。



ジャジャーン!ゴージャスすぎるっ!



丸型(お店ではUFO型と呼ばれています)のトーストに、贅沢に海老がのっています。
トーストの外側はかなりカリカリ、中はモッチリ、そして大きめサイズのエビはプリップリで、非常に洗練された味わい。こちらは、On the TOASTオリジナルレシピとのこと。
パプリカとエシャロットのソースが、海老とトーストに絶妙に絡みます。

「【ガーリック】とメニューに入っていますが、こちらはこれから飛行機に乗るお客さんにも考慮して、ガーリックの風味は効かせつつも、かなり控えめにしてあります」(On the TOAST 店員)

うーん、これは嬉しい工夫ですね。

次に注文したのはラタトゥイユ with ポーチドエッグトースト。




新食感!?クリーミーなトーストです



卵を割ってみると、中身はとろーり半熟。
そのとろとろ卵とラタトゥイユとトーストをからめて、いただきます!こちらのトーストややしっとり目に焼き上げられていて、非常にクリーミーな味と食感がなんともいえず絶品!

トーストの味と調理次第で、トーストがここまで洗練されたメニューになるなんて!!
振り返ってみると、「これら、本当に全部トーストだったの!?」というのが、絶品トーストを食べた感想です。
人気のトーストは、トーストと感じない程の美味しさというわけですね。これは大人気のパンケーキも超えそうな美味しさ。

最後に、家庭で出来るおいしいトーストのコツを聞いてみました。

「やっぱり焼きたてにこだわるということが一番ですね。
また、いつも同じようにトーストを焼くのではなく、たまには厚さの違うトーストにしてみたり、焼き加減をちょっと変えてみたりするのもいいですよ」(On the TOAST 店員)

是非ご家庭でも、この秋、トーストの美味しさをたっぷり味わってくださいね。

取材協力:箱根 宮ノ下 FUJIYA HOTEL On the TOAST

■住所/東京都大田区羽田空港2-6-5 東京国際空港 国際線ターミナルビル2F到着ロビー

■電話/03-5708-7676

■営業時間

・「BREAKFAST」7am〜11am

・「LUNCH」11am〜4pm

・「GRAND MENU」4pm〜10pm(L.O.9:30pm)

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