チェルシーからミランへ移籍したFWフェルナンド・トーレスが２日、入団会見を行った。同選手は次のように話している。

「僕にはビッグに戻るための、そして第二の青春を謳歌するための場所が必要だった。僕はタイトルを獲得するために来たんだ」

「今の僕にとって最も大事なのは、チームを向上させるために自分がどういうプレーをしなければいけないかを理解することだ。ミランがいかに偉大なクラブかを知るのに、博物館を見る必要はなかった。国内外の多くのトロフィーを獲得しているんだ」

「かつてのミランの選手、特にストライカーたちのことを考えれば、自分は幸運だと感じている。自分が特別だと感じているよ。かつてミランの背番号９を纏った偉大な選手たちのレベルにあることを願っている」

「僕にとってはチャンスなんだ。チームが欧州の舞台に戻り、タイトルを争う助けになりたい。サポーター、クラブ、監督の意欲は分かっている。僕は３位以内を狙っているよ。でも、ミランの歴史を考えれば、みんなすぐに勝つことを望んでいる。そのために全力を尽くすと約束するよ。欧州の舞台に戻りたい」

「イングランドからイタリアへの移籍が問題になるとは思わない。昨年、（フェルナンド・）ジョレンテはとてもうまくやった。（ジョゼ・）モウリーニョ監督からはエールを送ってもらった。僕も彼にエールを送りたい。去年は彼からたくさん学んだ。いつかまた一緒になるかもしれないね」

「（フィリッポ・）インザーギ監督のことは、みんな現役時代から知っている。そのときと同じ情熱で指揮を執っているね。僕のベストを引き出してくれるはずだ。監督は僕を望んでくれた。ミランに来たいかと尋ねてくれた。すごくうれしいよ。（シルヴィオ・）ベルルスコーニ名誉会長？　歓迎してくれたよ」

アドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は、次のように舞台裏を明かしている。

「2004年にフェルナンドの代理人と会って、アトレティコ・マドリーを説得しようとした。でも、うまくいかなかったんだ。10年を経て、ようやく彼はミランに来た。うまくやってくれると確信している」