ファビオ・ボリーニがフェルナンド・トーレスと争っている。ミランの新ストライカー候補の話だ。

ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は26日、「トーレスは素晴らしいセンターフォワードだ。我々は素晴らしいアタッカーの獲得に動いている」と話した。

一方で、ガッリアーニ代表取締役はリヴァプールにボリーニ獲得オファーを提示した。レンタルでの獲得希望だ。

トーレス獲得には2つのハードルがある。まずは移籍の形だ。ミランはレンタル移籍を望んでいる。もう一つのハードルは、選手のサラリーだ。現在の年俸は600万ユーロ(約8億2000万円)、来季は700万ユーロ(約9億6000万円)だが、ミランには300万ユーロ(約4億1000万円)以上を出すつもりがない。

開きは大きいが、両クラブのコンタクトは続いており、その土台には一定の楽観もある。ただし、トッテナムで出場機会確保に苦しんでいるFWロベルト・ソルダードというセンも忘れてはいけない。

フィリッポ・インザーギ監督はMFジェレミー・メネスを「偽9番」にする可能性も考えている。その場合、補強ターゲットはサイドアタッカーに変わるだろう。トリノMFアレッシオ・チェルチの可能性はなくなった(トリノが扉を閉ざしており、チェルチにはスペイン、フランス、イングランド移籍の可能性)。だが逆に、1月にも関心を寄せたパルマFWジョナタン・ビアビアニーというセンが浮上している。

なお、ミランはインサイドハーフの獲得にも動いている。パリ・サンジェルマンMFアドリアン・ラビオーの可能性は残っているが、彼も2000万ユーロ(約27億4000万円)以上がかかる選手だ。ナポリとはMFブレリム・ジェマイリについて話が続いている。

さらに、チェルシーとはMFマルコ・ファン・ヒンケルの名前も浮上した。フィジカルとクオリティーを兼ね備え、ゴールセンスもある21歳のオランダ人選手だ。