携帯電話の紛失・盗難が増加傾向 - 不正利用され高額請求された報告も
国民生活センターは14日、携帯電話の紛失・盗難に関する相談が増加していると発表した。金銭被害を伴う相談や、データなどに関するセキュリティに関する相談などが多かったという。国民生活センターでは、消費者に対し、携帯電話の紛失・盗難に備えた事前の準備を呼びかけている。
国民生活センターに寄せられた、携帯電話の紛失・盗難に関する相談件数は、2013年度が367件で、前年度と比べ80件増加している。また2014年度は、6月末日時点で62件と前年同期と比べ15件増となっている。
寄せられた相談内容は、「なくした携帯電話が不正に利用され、高額請求を受けた」という金銭被害を伴う相談や、「紛失・盗難時に受けられると思っていた補償サービスが受けられなかった」というサービス内容の認識不足からの相談、「なくした携帯電話内のデータ流出が心配だ」というセキュリティに関する相談などがあったという。
国民生活センターでは、「紛失・盗難時に必要となる行動」などをホームページ上で公開し、消費者へのアドバイスとして紹介。こうしたトラブルは、事前に契約内容や対処方法を確認し、準備することでリスクを最小限に抑えられると解説している。
(記事提供:AndroWire編集部)