18日放送、NHK「サンデースポーツ」では、パ・リーグ首位を走るオリックス・バファローズを支える一人、ここまで7勝負けなしの西勇輝に行ったインタビューの模様を伝えた。

「あまり気にしたことないですね」と控え目に話す西だが、昨年の田中将大（シーズン24勝）を彷彿とさせるピッチングでここまでの防御率も0.82と抜群の成績を残す。それでも「田中将大を超える自信がある？」と訊かれれば、「これは絶対挙げれないです」と「×」の札を挙げ、苦笑いを浮かべた西は、好調の要因を「自信もって放りますし、一球に力込めて投げています」と明かす。

しかし、昨シーズンは9勝8敗と二桁勝利にも届かなかった西。ランナーを背負った場面では「自分で追い込んでしまって、悪い方、悪い方に考えてしまう」と振り返ったが、これを打破したのは先輩でありエース・金子千尋のアドバイスだったという。

「フォアボール出さない。すごく言われて、ボール、ボールで詰まったときも真ん中に投げて打たせたらいいと言われて、確かにと。後ろを見たら野手もいるし、打たせて野手の方にフライでもゴロでも」。こう話した西は「そう考えたら、逃げることはないですね、最近は。シンプルに考えて一球一球大事に投げれば大丈夫と自分に言い聞かせて」と強気のピッチングに開眼。

「自分が打たれて守ってくれるのも野手ですし、そう思ったら“チームのため”っていうのはすごく重たい言葉になってしまう。そういうのを心に感じて投げてます」と続けた。