「キルラキル」23話。クライマックス目前でみんなが、本当にみんなが結集した! 最終回寸前でもう一度、キルラキルってなんだったのか、何が面白いのか再確認しよう。

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最終回の予告ひどいですね。負けるなトリガー!

さてついに最終回目前!
今回は「キルラキル」の楽しみ方を、3分でわかるように紹介します。

1・鑑賞方法
「キルラキル」を見る時は、明るいところでテレビから離れて、何も考えずに見ましょう。
テレビから離れるのは割りと大事。フラッシュ効果入ったりしますから。
あと乳首が光るから。
手元にあったほうがいいもの。コロッケ、レッドブル、ティッシュ。

2・ぼんやり頭に入れておくといいギミック
この作品は、学園物+ロボットアニメ。ロボットの代わりが服です。
纒流子がセーラー服の神衣「鮮血」を着ると、能力が増幅され、強力な戦闘能力を持つ。強化装甲的な、意志を持った服です。
同様に神衣「純潔」を着るのが、学園の会長・鬼龍院皐月。ライバルです。
他にも四天王や学園の生徒も、モビルスーツみたいな特化型の「極制服」を着ています。
能力を増幅するのが目的なので、必ずしも戦闘や力作業だけではないのが特徴です。

3・ストーリー
主人公・纒流子は、父の形見の「片裁ちバサミ」を武器に、「本能字学園」に殴りこみにいきます。全ては、父の死の謎を探るため。
そこにいたのは、圧倒的なオーラで君臨する鬼龍院皐月様。そしてめちゃくちゃな感覚の持ち主のの満艦飾マコ。
3人の少女を軸に話は進みます。

最初は父殺しの犯人と勘違いし、ぶつかり合う流子と皐月様。
実際のところ、皐月様は流子を導き、学園を用いて皐月様の母親・羅暁のREVOCS社に逆らうための下準備をしていました。
REVOCS社、皐月様達、反制服組織、流子の思惑がぶつかり合います……。

……と、流れを書きましたが、言葉であらすじを説明しても魅力は伝わらないのです、この作品は。
じゃあ何が面白いか。
まずはキャラが画面いっぱいに動き、秩序を壊してめちゃくちゃに暴れること。
そしてマコの詭弁が、本筋になっていくこと。
あえてあらすじを述べるなら「めちゃくちゃが正しい作品だよ」です。

とりあえず満艦飾マコが出たら安心してOKです。

4・どこから見ればいいの?
一話から全部です。
ただし、一気に見ると死にます。休憩は入れましょう。

二周目以降は、犬牟田くんの解説や皐月様の弁論の意味を調べながら見ると面白さが増します。
特に皐月様目線は大幅に変わります。今から1話や3話は見ると発見が多いです。

では、23話。

●マコがんばる!
もう先週でほぼクライマックスだったのですが、今週は更に上乗せ。
見どころをピックアップ!

マコがんばったよ!
マコの極制服、喧嘩部2つ星はかなり高性能です。
もともとマコが体力ある子なので、それで威力が9999(何の数字?)になるという組み合わせ。伊織くんナイス判断。
にしても、知能だけは0のままなのね。だよね。

極戦装束
四天王の最終形態、極戦装束(きわめのいくさしょうぞく)のデザインは実に素晴らしいですね。
特に乃音が。
今まで彼らの極制服は全身を完全に覆うタイプだったのでした。
今回のデザインは、ヌーディストビーチ的というか、鮮血・純潔的というか、必要最小限のパーツしか覆っていません。
「肌に触れる部分を減らして効率化」というのが鮮血のデザインでした。おそらくそれにあわせたのだと思います。
伊織……よい仕事だ……。

流子半分になる
羅暁に真っ二つにされた流子、実は切り裂かれる前に海に潜って回復をしていた……とのこと。
え?
ふ、二つになってない? 目の錯覚?
あっそうか、糸一本でもつながっていたら元に戻るんでしたね、生命戦維と一体化した人間は。
……え?(もっかい見直す)
これがありなら、前回の縫に首を刺された時のシーンなんて屁でもないですね。

人力船
もうさー、どう突っ込めばいいんだよ裸の太陽丸。頭おかしいだろう。
ところがこの「ばかだろ!」に、マコやみんなの友情が収束していく。
無理が通れば道理が引っ込む。
めちゃくちゃな無理で人をワクワクさせるのがキルラキル。

だから道頓堀ロボってなんなのさ
「我々は死ににいくのではない、行きて帰ってきて、もう一度このお茶を飲む」
実にいいセリフです。物語中盤で水盃を割っていた皐月様も、大きく成長しました。
どうしても皐月様って完璧超人なイメージありますが、基本努力家。
流子から……いやもしかしたらマコから新しいことを学んできたからこその23話です。
22話が「風呂敷を畳んだ回」だとしたら23話は「みんなの成長を見せる回」です。

全編を通じて変わってないのは、美木杉くらいでしょうか。
結局股間と乳首光ったままで、流子にすりよってはドン引きされ続けています。
「ヌーディストビーチ」の真意や衣装はかっこいいけど、美木杉は最後まで美木杉。
みんなの成長の中、一切変わらないキャラがいるのも大事よね。

さてラスト一回。
すべてはトリガーの頑張りにかかっています。
頑張れトリガー!
来週終わったら「キルラキル」を見られなくなることを考えると、今から憂鬱なので……それを満足させるくらいの最高の回にしてくださいよ!

『キルラキル』BD 1巻
『キルラキル』BD 2巻
『キルラキル』BD 3巻
『キルラキル』BD 4巻
「キルラキル」オリジナルサウンドトラック

(たまごまご)