北村一輝、共演の猫にデレデレ
俳優の北村一輝が17日、都内で行われた映画『猫侍』の完成披露試写会に出席した。この日、共演の白猫たちと久々の再会を果たした北村は、「生き物全ての中で、こんなに懐いたのはいないんじゃないかな」とデレデレの様子で会場を和ませた。
本作は、『ねこタクシー』『幼獣マメシバ』などの動物作品を手掛けてきたスタッフたちが再集結した人情時代劇。幕末の江戸を舞台に、猫暗殺の依頼を受けたことで大きな人生の転機を迎える浪人剣士・斑目久太郎(まだらめきゅうたろう)の姿をコミカルに描く。昨年10月から全国19局ネット、BSフジ、ひかりTVなどで連続ドラマも放送された。
猫に弱い心優しき浪人剣士・久太郎を演じた北村は、「普段、あまり声を掛けられることはないんですが、先日ジムで、テレビ版を観たおじさんに『よお、猫侍!』って言われて。これはすごいことになっているなと思いましたね」と反響の大きさを実感した様子。さらに「この作品は、時代劇が苦手な女性や、劇場にあまり足を運ばない方にも観ていただくために、映画の醍醐味(だいごみ)をいっぱい詰め込んだ娯楽作。結果、とんでもない作品になりましたが(笑)、家族で安心してご覧になれる作品に仕上がった」と自信をのぞかせた。
また、久太郎を萌えさせる愛くるしい白猫・玉之丞を演じた2匹の猫“あなご”と“若さくら”が登場すると、北村は久々の再会にデレデレ。「みんな最初は(懐くかどうか)心配していたみたいだけど、生き物全ての中で、こんなに懐いたのは今までなかったんじゃないかな?」とのろけながら、「僕が抱くと安心して熟睡するんですよね」とうれしそうに語っていた。
この日はほかに、共演の蓮佛美沙子、寺脇康文、浅利陽介、山口義高監督、そして主題歌「I’M SO GREAT!」を歌う真心ブラザーズ、本作を全面バックアップした日光江戸村のキャラクター・ニャンまげも登壇した。(取材・文:坂田正樹)
映画『猫侍』は3月1日よりシネマート新宿ほか全国公開