年の瀬で大掃除や買い物などの用事でいろいろとバタバタしているので簡単に。

天皇杯ではここまでセレッソ、川崎とJ1上位陣を破って快進撃を続けていた鳥栖だったが、Fマリノスとの準決勝でとうとう力尽きることとなった。

試合の序盤は持ち味の激しいプレスで横浜を押し込んだものの、20分ごろから少しスペースが出来始めると、サイドへサイドへとワイドにスペースを使う横浜の攻撃に守備の寄せが後手に回り、それでも横浜の選手を完全にはフリーにさせず良く粘って走り回ったのだが、最後には根負けした格好になってしまった。

横浜の先制点は後半41分、齋藤のドリブルから奈良輪、藤田、最後は兵藤と流れるようなパスワークから生まれたものだが、鳥栖の選手はこの場面でラインを意識しながら守れば良かったのだが、何故か2人もさっさとゴールマウスの中に入ってしまっており、それが結果的にアシストになったポストプレイに対して寄せきれない原因になった。それだけ、鳥栖の選手に心身の疲れがあったのだろう。

そして最後は中村俊輔のゴラッソなゴール。ドリブルから瞬時にフェイントを入れてゴールのファーギリギリに巻いて決めるシュートはまさにワールドクラス。中村が海外でプレイしていた時に、あれだけのシュート技術を持っていればバッジョみたいになれたのに、何故ゴール前からいちいち遠ざかるのだろうと残念に思っていた事を思い出したよ(笑)。

さて決勝の相手は広島。奇しくもJ1の1位2位同士という今シーズンの総決算となる対戦になった。佐藤と中村の両ベテランエースの活躍が楽しみだね。