筋肉少女帯「公式セルフカバーベスト4半世紀」に感無量
筋肉少女帯のアルバム『公式セルフカバーベスト 4半世紀』。筋肉少女帯も、デビューして25年ですよ。
あっという間に……というには、ちと紆余曲折ありまくったバンドですが、現在絶賛活動中。
オーケンは47歳。まだまだいける。
このアルバムが、今まで筋少を追っかけてきた人にはライブアレンジなどを含んだセルフカバーとして、全く知らない人には入門編として実によい出来なのです。
●新曲は筋少エキス濃縮
新曲は二曲だけですが、この二曲がまさに「筋少らしい」出来の作品。
筋少の面白さはたくさんあります。
・大槻ケンヂによる、独自視点の歌詞。
・儚さと、自虐的、皮肉的なメロディ。
このあたりが新曲でしっかり再現されているので、久しぶりに筋少を聞く人でも、安心して聞けるはず。
今までずっと聞いてきた人は、25年たって極め上げられた演奏が楽しめます。
セルフカバー曲の方は、変なアレンジはほとんどなく、非常に几帳面な演奏です。
ただし安心していると突然、驚かされる部分も。
安定しつつ、遊びや刺がある。
筋少、またやってくれた。
●筋少というバンドはなんだったのかを物語る曲の数々
このCDは新曲2曲+、旧曲のセルフカバーです。
コアなファンからしたら「あの曲が無いじゃないか!」というのもあると思います。
でも、これは「ベストアルバム」ではなく、意図的に選ばれた「セルフカバー」。
アルバムの曲順が、1曲めで幻・夢ではじまり、狂乱の宴としての筋少、そして静かに『孤島の鬼』で夢に戻る、という構造になっています。
『中2病の神ドロシー〜筋肉少女帯メジャーデビュー25th記念曲
公式MVも公開されています。
橘高文彦作曲による、25周年記念ソング……なのですが。
オーケンが素直に25年おめでとうなんて歌を作るわけがなく、いきなり最初から「そのバンド、本当はいなかった。25年見てたのは自分の心さ」と歌いだします。えっ、そんな?!
メロディも序盤、ふらふら困惑するような演奏です。
ところが後半、その幻の内容が歌いあげられます。
困惑のメロディーは三柴理のピアノによってみるみるうちに高揚のメロディに。
そしてラスト、ノスタルジックなメロディへと変わっていきます。
詳細はインタビューでも語られていますが、それ以上に聞く人によってイメージの変わる不思議な曲。
なんといってもこの曲のドラムは、なんと太田明。
筋肉少女帯から脱退したドラマーの、一曲限りの復活。
バンドという「幻」のサプライズです。
『妖精対弓道部〜「妖精対弓道部」主題歌
こちらは本城聡章作曲。
この珍妙なタイトルは、オーケンの『ゴシック&ロリータ幻想劇場』の短編の一つ。
ゴスロリ妖精と弓道部の少女が血まみれで戦う作品。実にオーケンらしい。
オーケンの持つ、独特なゴス要素がうまくにじみ出た歌詞です。
『日本印度化計画』
ご存知カレーのうた。1989年アルバム『猫のテブクロ』に収録。
当時はこれと『元祖高木ブー伝説』で、コミックバンドだと思った人も多いとかどうとか。
40代の彼らは、グレードアップしたテクニックでこの歌をおもいっきりはじけた、脳みそハッピーチューンに仕上がりました。
何もいらない、楽しめるよ今までどおり! おもいっきり叫ぶオーケンの声が気持ちいいです。
ちゃんと、ハヤシもあるでよ。
『踊るダメ人間』
1991年『断罪!断罪!また断罪!!』収録。
ネガティブロックの傑作ともいえる作品。
今回のバージョンは、酔っ払ってフラフラのような、あるいは風邪引いて微熱の時のような、酩酊感の強いぐるぐる廻るアレンジ。
それは三柴理のピアノが永遠に続きそうなループを繰り返しているから。まわるピアノに切り込む橘高のギターのざっくり感が気持ちいい。再結成後のライブアレンジバージョンです。
「ダーメ!」のところで手をクロスしてジャンプしようね。Xじゃなくてダメジャンプ。
『釈迦』
1988年『仏陀L』収録。初期筋少を代表する曲です。
最初にこの曲を作ったときはメンバーがだいぶ違っていたのですが、その後ライブなどで何度も演奏されることでカタチを変えていった曲。
今回は三柴のキーボードと橘高のギターの色が非常に濃いです。歌詞はメジャー版初期と変わっていないのですが、ダークさは抜け、明るく楽しいダンスチューンになっています。
新曲からこの3曲までを続けることで、一気にテンションが上がる作りになっています。
初めて聞く人は、筋少ってどんなバンドだったのか、この曲から聞くとわかりやすいでしょう。
『香菜、頭をよくしてあげよう』
オーケンの歌い方が、……やさしい!
1994年『レティクル座妄想』収録。
原曲よりぐっと演奏も歌もやさしくあたたかいのは、やはり年季でしょうか。
お父さんが語りかけるような歌になりました。
これを聞いてから原曲を聞くと、曲中の少女香菜に対するバカという語りかけが違うことに驚くかも。聴き比べ推奨。
『機械』
1996年『キラキラと輝くもの』収録。
この頃から筋少はアニメソングなどのタイアップも受けており、『機械』も物語性高い、ファンタジー色の強い曲。
大槻ケンヂはインタビューの中で、「ロックの人って意図的に崩したりとか、叫んでるだけでもいいぐらいなとこあるじゃないですか。アニソンのバカウマ系の人の歌を聴いたとき、普通に圧倒されて。それで俺、25年経った今、思ってることがあって」と語っています。
それを体言するように、かっちり歌おうという強い意志を感じるオーケンの歌声に注目。
サポートドラマー長谷川浩二のバスドラが非常に激しく、原曲より哀しみが昇華されています。
『再殺部隊』
1996年『ステーシーの美術』収録。
原曲もかなりギターの激しい曲ですが、今回はかなり音が尖っています。
この曲の歌詞は、は生ける屍になってしまった少女達を、もう一度殺すための歌。
それを体言するかのように、橘高・本城のギターがチェンソーのように鋭さを増しています。
ベースとドラムの音のパワーもグレードアップ。機関銃をのような音になっています。
非常にコアなファンの多い曲なのですが、いい具合に原曲の味を生かしながら、底上げされたアレンジになっています。
ライダーマンの右手って、このギターのことだったんだな。
『蜘蛛の糸』
1994年『レティクル座妄想』収録。
元キーも下がっており、原曲を知ってる人だったらびっくりするほどメロディラインが変わって歌われているので、別物といっていいくらいです。
歌うのが相当しんどいタイプの歌なので変えたのかな、と最初感じたのですが、決めるところではきっちり決まるオーケンのシャウトは必聴。
叫びっぱなしじゃなく、一点に絞ったことで、蜘蛛の糸は細く細くなりました。
曲も全体的に重くなり、視点は狭く暗さを増しました。
この曲昔、「だいじょぶだいじょぶ」のところが進研ゼミのCMソングだったんですが、フルで歌詞知ってる人ならたまげるはず。
『キノコパワー』
1988年『SISTER STRAWBERRY』収録。
キノコでトリップしてあっちに行ってしまう曲です。間奏がいいので初めて聞く人はそこに注目。
ポイントは内田のベース。覆いかぶさるようにな音になっていて、その上をギターがくるくる回るアレンジになっています。
間奏の三柴のピアノの目眩感は、初期筋少の魅力の一つ。熟練され、かっこ良さを増しています。
『パノラマ島へ帰る』
1990年『サーカス団、パノラマ島へ帰る』収録。
まさかのジャズアレンジ。
三拍子をいかして、非常に軽快になっています。
原曲は霧の中を進むような幻想的なエフェクトがかかっていましたが、それは今回はなし。
大人な雰囲気にしっとりした曲になっていますが、それが前半の迫力ある曲との対比で、なかなかいい。
少しずつアルバムは、また夢へを戻り始めます。
『くるくる少女』
1993年『UFOと恋人』収録
少女と電波受信機など、オーケンが好んで使っていた言葉が入っています。
橘高のメタルサウンドの結晶とも言える曲。
外側を見ないで内側を見る内面性、インナーな曲です。
まわるメロディのギターの渦ができ、飲み込んでいく迫力をドラムがさらにパワーアップさせました。
『孤島の鬼』
1988年『仏陀L』収録。
決して派手な曲ではないのですが、夢を見て目覚められない様子を歌った曲。インディーズ時代からの名曲です。
間奏の低音は特に凄みを増していて、じわじわとこっちに迫ってくるような感覚を覚えます。
「夢を見てもう二度と、目覚めずに」と、一曲目とラストの曲に幻の曲を持ってきて、夢の中へと戻るのです。
●どんな人向けなの?
全く筋少を知らない人が、初めて聞く入り口としては、かなりよいCDです。
超有名曲の『日本印度化計画』『踊るダメ人間』『釈迦』『蜘蛛の糸』などひと通り揃っています。
基本、夢と幻の曲が多いですが、楽しいところはちゃんと楽しい。
「筋少ってこんなバンドだったのかー」と知るにはいいと思います。
しかし、真価は今までの20世紀の筋少を聞いて、その上で聴き比べること。
25年の歳月が彼らの何をもたらしたか、どうサウンドが変わったかが如実に見えるのです。
変形はほとんどなく、グレードアップモデルのアルバムなんです。
歳を重ねた音の厚みもあれば、若い時のハッチャケが気持ちいいこともある。
そんな「大人」になった筋少を味わえるアルバムなのです。
結論:25年(以上)追いかけて来ました。これからも魅せて!
(たまごまご)
あっという間に……というには、ちと紆余曲折ありまくったバンドですが、現在絶賛活動中。
オーケンは47歳。まだまだいける。
このアルバムが、今まで筋少を追っかけてきた人にはライブアレンジなどを含んだセルフカバーとして、全く知らない人には入門編として実によい出来なのです。
新曲は二曲だけですが、この二曲がまさに「筋少らしい」出来の作品。
筋少の面白さはたくさんあります。
・大槻ケンヂによる、独自視点の歌詞。
・儚さと、自虐的、皮肉的なメロディ。
このあたりが新曲でしっかり再現されているので、久しぶりに筋少を聞く人でも、安心して聞けるはず。
今までずっと聞いてきた人は、25年たって極め上げられた演奏が楽しめます。
セルフカバー曲の方は、変なアレンジはほとんどなく、非常に几帳面な演奏です。
ただし安心していると突然、驚かされる部分も。
安定しつつ、遊びや刺がある。
筋少、またやってくれた。
●筋少というバンドはなんだったのかを物語る曲の数々
このCDは新曲2曲+、旧曲のセルフカバーです。
コアなファンからしたら「あの曲が無いじゃないか!」というのもあると思います。
でも、これは「ベストアルバム」ではなく、意図的に選ばれた「セルフカバー」。
アルバムの曲順が、1曲めで幻・夢ではじまり、狂乱の宴としての筋少、そして静かに『孤島の鬼』で夢に戻る、という構造になっています。
『中2病の神ドロシー〜筋肉少女帯メジャーデビュー25th記念曲
公式MVも公開されています。
橘高文彦作曲による、25周年記念ソング……なのですが。
オーケンが素直に25年おめでとうなんて歌を作るわけがなく、いきなり最初から「そのバンド、本当はいなかった。25年見てたのは自分の心さ」と歌いだします。えっ、そんな?!
メロディも序盤、ふらふら困惑するような演奏です。
ところが後半、その幻の内容が歌いあげられます。
困惑のメロディーは三柴理のピアノによってみるみるうちに高揚のメロディに。
そしてラスト、ノスタルジックなメロディへと変わっていきます。
詳細はインタビューでも語られていますが、それ以上に聞く人によってイメージの変わる不思議な曲。
なんといってもこの曲のドラムは、なんと太田明。
筋肉少女帯から脱退したドラマーの、一曲限りの復活。
バンドという「幻」のサプライズです。
『妖精対弓道部〜「妖精対弓道部」主題歌
こちらは本城聡章作曲。
この珍妙なタイトルは、オーケンの『ゴシック&ロリータ幻想劇場』の短編の一つ。
ゴスロリ妖精と弓道部の少女が血まみれで戦う作品。実にオーケンらしい。
オーケンの持つ、独特なゴス要素がうまくにじみ出た歌詞です。
『日本印度化計画』
ご存知カレーのうた。1989年アルバム『猫のテブクロ』に収録。
当時はこれと『元祖高木ブー伝説』で、コミックバンドだと思った人も多いとかどうとか。
40代の彼らは、グレードアップしたテクニックでこの歌をおもいっきりはじけた、脳みそハッピーチューンに仕上がりました。
何もいらない、楽しめるよ今までどおり! おもいっきり叫ぶオーケンの声が気持ちいいです。
ちゃんと、ハヤシもあるでよ。
『踊るダメ人間』
1991年『断罪!断罪!また断罪!!』収録。
ネガティブロックの傑作ともいえる作品。
今回のバージョンは、酔っ払ってフラフラのような、あるいは風邪引いて微熱の時のような、酩酊感の強いぐるぐる廻るアレンジ。
それは三柴理のピアノが永遠に続きそうなループを繰り返しているから。まわるピアノに切り込む橘高のギターのざっくり感が気持ちいい。再結成後のライブアレンジバージョンです。
「ダーメ!」のところで手をクロスしてジャンプしようね。Xじゃなくてダメジャンプ。
『釈迦』
1988年『仏陀L』収録。初期筋少を代表する曲です。
最初にこの曲を作ったときはメンバーがだいぶ違っていたのですが、その後ライブなどで何度も演奏されることでカタチを変えていった曲。
今回は三柴のキーボードと橘高のギターの色が非常に濃いです。歌詞はメジャー版初期と変わっていないのですが、ダークさは抜け、明るく楽しいダンスチューンになっています。
新曲からこの3曲までを続けることで、一気にテンションが上がる作りになっています。
初めて聞く人は、筋少ってどんなバンドだったのか、この曲から聞くとわかりやすいでしょう。
『香菜、頭をよくしてあげよう』
オーケンの歌い方が、……やさしい!
1994年『レティクル座妄想』収録。
原曲よりぐっと演奏も歌もやさしくあたたかいのは、やはり年季でしょうか。
お父さんが語りかけるような歌になりました。
これを聞いてから原曲を聞くと、曲中の少女香菜に対するバカという語りかけが違うことに驚くかも。聴き比べ推奨。
『機械』
1996年『キラキラと輝くもの』収録。
この頃から筋少はアニメソングなどのタイアップも受けており、『機械』も物語性高い、ファンタジー色の強い曲。
大槻ケンヂはインタビューの中で、「ロックの人って意図的に崩したりとか、叫んでるだけでもいいぐらいなとこあるじゃないですか。アニソンのバカウマ系の人の歌を聴いたとき、普通に圧倒されて。それで俺、25年経った今、思ってることがあって」と語っています。
それを体言するように、かっちり歌おうという強い意志を感じるオーケンの歌声に注目。
サポートドラマー長谷川浩二のバスドラが非常に激しく、原曲より哀しみが昇華されています。
『再殺部隊』
1996年『ステーシーの美術』収録。
原曲もかなりギターの激しい曲ですが、今回はかなり音が尖っています。
この曲の歌詞は、は生ける屍になってしまった少女達を、もう一度殺すための歌。
それを体言するかのように、橘高・本城のギターがチェンソーのように鋭さを増しています。
ベースとドラムの音のパワーもグレードアップ。機関銃をのような音になっています。
非常にコアなファンの多い曲なのですが、いい具合に原曲の味を生かしながら、底上げされたアレンジになっています。
ライダーマンの右手って、このギターのことだったんだな。
『蜘蛛の糸』
1994年『レティクル座妄想』収録。
元キーも下がっており、原曲を知ってる人だったらびっくりするほどメロディラインが変わって歌われているので、別物といっていいくらいです。
歌うのが相当しんどいタイプの歌なので変えたのかな、と最初感じたのですが、決めるところではきっちり決まるオーケンのシャウトは必聴。
叫びっぱなしじゃなく、一点に絞ったことで、蜘蛛の糸は細く細くなりました。
曲も全体的に重くなり、視点は狭く暗さを増しました。
この曲昔、「だいじょぶだいじょぶ」のところが進研ゼミのCMソングだったんですが、フルで歌詞知ってる人ならたまげるはず。
『キノコパワー』
1988年『SISTER STRAWBERRY』収録。
キノコでトリップしてあっちに行ってしまう曲です。間奏がいいので初めて聞く人はそこに注目。
ポイントは内田のベース。覆いかぶさるようにな音になっていて、その上をギターがくるくる回るアレンジになっています。
間奏の三柴のピアノの目眩感は、初期筋少の魅力の一つ。熟練され、かっこ良さを増しています。
『パノラマ島へ帰る』
1990年『サーカス団、パノラマ島へ帰る』収録。
まさかのジャズアレンジ。
三拍子をいかして、非常に軽快になっています。
原曲は霧の中を進むような幻想的なエフェクトがかかっていましたが、それは今回はなし。
大人な雰囲気にしっとりした曲になっていますが、それが前半の迫力ある曲との対比で、なかなかいい。
少しずつアルバムは、また夢へを戻り始めます。
『くるくる少女』
1993年『UFOと恋人』収録
少女と電波受信機など、オーケンが好んで使っていた言葉が入っています。
橘高のメタルサウンドの結晶とも言える曲。
外側を見ないで内側を見る内面性、インナーな曲です。
まわるメロディのギターの渦ができ、飲み込んでいく迫力をドラムがさらにパワーアップさせました。
『孤島の鬼』
1988年『仏陀L』収録。
決して派手な曲ではないのですが、夢を見て目覚められない様子を歌った曲。インディーズ時代からの名曲です。
間奏の低音は特に凄みを増していて、じわじわとこっちに迫ってくるような感覚を覚えます。
「夢を見てもう二度と、目覚めずに」と、一曲目とラストの曲に幻の曲を持ってきて、夢の中へと戻るのです。
●どんな人向けなの?
全く筋少を知らない人が、初めて聞く入り口としては、かなりよいCDです。
超有名曲の『日本印度化計画』『踊るダメ人間』『釈迦』『蜘蛛の糸』などひと通り揃っています。
基本、夢と幻の曲が多いですが、楽しいところはちゃんと楽しい。
「筋少ってこんなバンドだったのかー」と知るにはいいと思います。
しかし、真価は今までの20世紀の筋少を聞いて、その上で聴き比べること。
25年の歳月が彼らの何をもたらしたか、どうサウンドが変わったかが如実に見えるのです。
変形はほとんどなく、グレードアップモデルのアルバムなんです。
歳を重ねた音の厚みもあれば、若い時のハッチャケが気持ちいいこともある。
そんな「大人」になった筋少を味わえるアルバムなのです。
結論:25年(以上)追いかけて来ました。これからも魅せて!
(たまごまご)