そして、3つには、今度は攻撃面で、ポストプレイヤータイプのポルターをCFとして起用したとしても、残念ながらニュルンベルクには、ロングボールを最前線で収められるような選手は存在していなく、従ってニュルンベルクの攻撃は、堅守からのカウンターで、しかも、2〜4本ぐらいのショートもしくはミドルぐらいのパスをしっかり繋いでカウンター、という攻撃をしないと威力を発揮できないのですが、しかし、良かった時のようなそういう攻撃ができていなかった、という事ですね。つまり、最も機能するニュルベルクの攻撃の形が作れなくなってしまっている、という事ですね。

それでも、後半からは、フォイルナーよりも守備的なスタークという選手をフォイルナーに代えて投入し、それによって守備は少し良くなって2つ以上の失点は何とか免れ、そして、後半13分には清武がキッカーのセットプレーからPKを獲得して1点を返す事はできたのですが、しかし、そこまでが限界という感じでした。後半21分にはフランツに代えて金崎を投入しましたが、金崎は久々の出場だったためか気合が空回りしてしまっていたような感じで、また、後半39分にはペクハルトを投入して2トップにしましたが、それも最後の反撃力を生むには至らず、ニュルベルクは降格圏内のチームに2連敗、という事になってしまいました。

良かった時には、セットプレーのキッカーとしてだけではなく、流れの中でも良いパフォーマンスを見せるようになっていた清武も、チームの調子が落ちるのと同調して良いパフォーマンスを見せるようなシーンが減ってしまっていて、やはり乾がボーフムにいた時と同じように、もしニュルベルクのチーム力がこのまま上がらない、という事になれば、来季にも、もっとチーム力の高いクラブへと移籍した方が良いかなと思います。そして、金崎に関しては、とにかく今はまだ功を焦らずに、まずはしっかりと連携を作る事、まずは1つ1つのプレーをしっかりやる事、そこが重要かなと思いますね。