OGAWAです。

今朝のザックジャパンの記事について
少し気になったので一言。
代表チームにつなぎ禁止令のようなものが出たと。
さらにこれについて、DFの内田がこうコメント。

「日本人は繋ぎ過ぎかな」と。

これに関して一言です。

日本人が繋ぎ過ぎとは私は全く思いません。
それを言うならスペイン代表の方がデータを見る限り遥かに多く繋いでいるでしょう。

つまりは、日本人は繋ぎ過ぎ、という見解は間違っており、単純に無駄な繋ぎが多いという見解なら私は大きく同感できるのです。

もう少し分かりやすく言うならば、

ゴールへのプロセスが見えているか、見えていないか。

これに尽きます。

日本代表の繋ぎ方を見る限りは、とりあえず現状況を回避するだけの繋ぎに見えます。
単純にボールを動かしているだけですね。

しかしスペイン代表やドイツ代表の繋ぎ方を見ると、一本の横パスに対しても、大きく全体が連動し、そのパスが攻撃への中継地点となっているのが分かります。

さらに普通のチームがスペインやドイツのようなサッカーを行うには代表チームだと非常に難しくもあります。
それは、11人全員が同じスタイルをもって攻撃しなくてはならないからです。
代表チームにそれを求めるのはほとんど無理に等しいです。

ただスペインとドイツに関しては代表チームという急造チームでありません。
ほとんどのメンツが同じ所属クラブのメンバーということで、スペインはバルセロナ・レアルマドリード、ドイツはバイエルン・ドルトムントということで、ほぼ連携面で問題なくプレイすることが可能なのです。

イングランドがなぜ現在低迷しているかというのもここに原因があるのです。
所属チームがバラバラ過ぎて、スタイルが定まらないのです。

同じように考えると、日本代表も同じですね。
バラバラ過ぎてどうしようもないですね。

私の持論としては、選手が国内外問わずバラバラのクラブに移籍すれば、個々はクラブでは目立ちますが、代表チームは大きく劣化します。

まず代表チームを強くしたいなら、昔のヴェルディや鹿島、または名波時代のジュビロなどのように、代表選手を2チームぐらいの選手で固めることです。

中山・高原・藤田・名波・奥・西・福西・服部・田中・・。
このまま代表で固めても良いと思ったぐらい当時のジュビロのサッカーは素晴らしかった。


やはりサッカーは11人で行うものであり、連携面とメンタル面が絶対的に重要です。
個人で打開できるのもメッシクラスでないと厳しいです。

話を戻しますが。

代表の中心プレイヤーである内田がああいった見解しかできないようであり、さらにその発言に対して世間一般が感心しているようでは、今後の日本サッカーの未来はまだまだ厳しいなと感じるところですね。

遠藤あたりは、その辺をよく分かっていると思っています。