「キャリア教育に意味がない」という批判がよく聞かれます。担当する教員として耳が痛い話ですが、確かに愚にもつかないキャリア心理学みたいな授業や、単なる就活トレーニングを「キャリア教育」と言い張っている授業もあるようです。

そんなキャリア教育と一線を画す授業を常に心がけているのですが・・・

東京理科大学で初めて講義をさせていただきました。
その名も「理系学生が 学部時代にやっておくと得する(かも知れない)こと」。

私はキャリア教育は早ければ早いほど良いと思っていますので、学部生に直接話せる機会をいただけたのは本当にうれしく、またそれが理科大のような理系学生であることで二重に喜びとなりました。


今回の対象は学部2年生ですが、大学側が広く声をかけて下さって学部1年生からも参加がありました。ハッ?こんな無名講師じゃ誰も来ないと思って、1年まで呼んでくれたのか〜??あー気付いちゃったよ鬱鬱・・・
なんて、全然気にしませんよ!お客さんが一人でも来ていただければバンバン話しますから。

だって今でこそ先日の東工大講義総合アクセスランク(OCW)でトップ2位になれたんですが、平成20年に講義始めたばかりの頃なんて学生数名でしたもん。

金曜の夜という、20歳前後の若者が集まるにはサイコーのシチュエーション。
ってか、来んの?本当に??というアウェイな時間設定でございました。


開始20分前には、東京理科大、記念講堂という立派な会場に着きました。事務の課長さんたちが受付を設定して下さっているのところにご挨拶に行くと、「まだ学生10人しか集まってないです」とのこと。

私にしてみたら、東工大のセミナーや特別講座なんて開始1分前でも学生数名なんてザラなんで、本当は「すごい集まり具合ですね」と言いたいところ。しかしここは威厳を持たねばなりません。
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