中小企業総合展から考えるベンチャー企業の広報活動/小槻 博文
10月10日から12日にかけて東京ビッグサイトにて開催された中小企業総合展に行ってきました。
全国各地から728社の中小企業が一堂に会するということで、「世の中に知られていない有望なベンチャー企業」を探しに各社ブースを見てきましたが、まさにそんなベンチャー企業の宝庫という感じでした。
中小企業総合展は出展者が中小企業ということで、隣で開催されていたエンタープライズICTの展示会であるITpro EXPOのように華やかなブースも、巨大なブースもなく、小規模なブースが所狭しと並んでいましたが、その分何をどう見せるかという「コンテンツ」が大きなポイントとなっていました。
そこで今回は視察しながら感じた2つの示唆について言及したいと思います。
■商品特化型ではなく企業+商品一体型
もちろん展示において商品が中心になるのは当然ながら、その商品は現時点では最新のものかもしれませんが、未来永劫その商品で勝負できるなんてことはありません。したがって商品そのものももちろんながら、その企業のポテンシャルを訴求するうえでも、「当社はこのようなことを目指している企業です」「その実現に向けて現在展開しているのがこの商品です」という見せ方をしたいものです。
これは広報でも同じことです。商品に頼った広報活動では、その時は目新しさで報道されたり注目されたりすることがあっても、それは一過性に過ぎません。
したがって企業が目指している方向性を軸にしながら、その実現に向けて具現化した商品として、その時その時の商品を訴求していくのが望ましいと言えるでしょう。
■「社員」というコンテンツ
展示会というのは、潜在顧客や潜在取引先の開拓に向けた広報活動の一環であり、貴重なダイレクトコミュニケーションの機会です。したがって「人」というのも重要なコンテンツとなります。
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全国各地から728社の中小企業が一堂に会するということで、「世の中に知られていない有望なベンチャー企業」を探しに各社ブースを見てきましたが、まさにそんなベンチャー企業の宝庫という感じでした。
中小企業総合展は出展者が中小企業ということで、隣で開催されていたエンタープライズICTの展示会であるITpro EXPOのように華やかなブースも、巨大なブースもなく、小規模なブースが所狭しと並んでいましたが、その分何をどう見せるかという「コンテンツ」が大きなポイントとなっていました。
■商品特化型ではなく企業+商品一体型
もちろん展示において商品が中心になるのは当然ながら、その商品は現時点では最新のものかもしれませんが、未来永劫その商品で勝負できるなんてことはありません。したがって商品そのものももちろんながら、その企業のポテンシャルを訴求するうえでも、「当社はこのようなことを目指している企業です」「その実現に向けて現在展開しているのがこの商品です」という見せ方をしたいものです。
これは広報でも同じことです。商品に頼った広報活動では、その時は目新しさで報道されたり注目されたりすることがあっても、それは一過性に過ぎません。
したがって企業が目指している方向性を軸にしながら、その実現に向けて具現化した商品として、その時その時の商品を訴求していくのが望ましいと言えるでしょう。
■「社員」というコンテンツ
展示会というのは、潜在顧客や潜在取引先の開拓に向けた広報活動の一環であり、貴重なダイレクトコミュニケーションの機会です。したがって「人」というのも重要なコンテンツとなります。
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