つい先日購買ネットワーク会のある集まりで購買に関するITツールの話をする機会がありました。最近公共や電力業界で取り入れられはじめている「競り下げ式入札」のツールだったのですが、、

つい先日購買ネットワーク会のある集まりで購買に関するITツールの話をする機会がありました。最近公共や電力業界で取り入れられはじめている「競り下げ式入札」のツール(オークション)だったのですが、びっくりしたのは、出席メンバーのうちオークションを使ったことがある人はほんの数人であり、また当日の話を聞いて理解が深まったという方も少なくなかったことです。その日のメンバーは中堅バイヤーで意識も高い方が中心だったので余計びっくりしました。

以前から何度も言っていますが、ITツール等のテクノロジーやその他の購買手法、(例えば購買戦略を達成するためにどのような組織体制が求められるのかというような広範囲でのテクノロジー)でも同じことが言えますが、テクノロジーはあくまでも手段であり目的ではありません。
数年前迄はどちらかというとツールやテクノロジー論が先に進みすぎた機雷がありました。しかし近年は、特にITツールに関しては高額な投資を前提としたものは淘汰され比較的安価で利用者の目的にあったツールやテクノロジーの活用が進んできました。

しかし実態としてはまだまだバイヤーのテクノロジーに対する理解や取り込む姿勢が不足していると言えるでしょう。
何故でしょうか?
これは今回話題になったITツールだけでなく、例えば組織体制論やプロセス構築などの仕組みづくりにおいても同様なのですが、多くの現場バイヤーにとって、テクノロジーやツールは「自分には関係のないこと」という認識を持っているからではないかと思われます。
続きはこちら