小学校の先生は、国算理社、学級担任がすべて教える…というのが、現在の社会人世代のスタンダードだったかと思います。
しかし今、英語が小学校で必修となり、教科担任制を導入する学校も増えてきました。

これは英語だけではありません。理科もそうなのです。それはなぜか?

…背景に、理科教育の強化と、小学校の先生の「理科好き・嫌い」にかなりのバラツキがあることが。。。

東大数学、今なら解ける!?〜そして「ゆとり教育」の反作用への記事中にも書きましたが、2012年高1生…つまり、この4月からの新高1生から、全員が理科3科目必修となります。
「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」の4科目のうちから3科目。理系の場合には、この後専門教科として「物理」「化学」「生物」「地学」の学習に入ります。
事前の学校調査により、ほとんどの学校では「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」の履修と考えられましたので、Z会もこれに備え、「理科基礎5days」を2012年度からリリースしています。

この文章だけでも、「うわー学生全体の理科の学力をものすごく強化しようとしているんだな…」とお分かりになるかと思いますが、高等学校でこの強化に備えなければいけないわけですから、当然、小中の学習指導要領や指導内容についても随分変わってきています。

まず中学。社会人の方にはお馴染み!?の「一分野」「二分野」という括りがなくなり、中1・中2・中3での学習内容がそれぞれ一冊ずつの教科書に総合的にまとまった上で、中学3年間で学習する理科の時間数が95時間増!となりました。

そして…理科的能力の育成に最も大切なスタートライン、小学理科。
社会と共に小学3年生から開始する教科で、Z会も小学2年生からの変化に対応するため、「新小学3年生のための理科・社会スタート応援サイト」をつくり、どんなことから始めるのかの説明も行っています。


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