この冬のTVドラマは、松嶋菜々子主演の「家政婦のミタ」が視聴率で、ぶっちぎり。瞬間視聴率30%を超えの話題は、10%台を右肩下がりの「南極大陸」とは、対照的だ・・・。この大きな差の原因は何なのかを考えてミタ。

どちらも、このご時世に欲しいヒーローの姿を描いているのに、どうしてこうも差があるのか・・・。

「南極大陸」では、日本の誇りのために南極観測のために命をかけた男たちの姿を暑苦しいくらいに描いている。主演である木村拓哉は、過酷な状況の中で、いつも叫んで壁を越え、しがらみを乗り越えて任務を遂行する。お金もかかっているし、決して悪いドラマではないと思う。涙することもある。しかし、リアリティがない・・・。


東日本大震災の過酷な状況や自衛隊員の活躍を目の当たりにした我々視聴者にとって、50年以上も前の物語の再現をされても説得力がない。情熱だけで震災後の問題を突破できるなら、もうとっくに解決しているはすだ。

TBS開局60周年記念らしいのだが、、、フジテレビ開局50周年ドラマとして放映された『不毛地帯』が大コケした反省が生きていない。視聴者のリアルな暮らしを感じとるセンスに欠けている。大手マスコミ各社の経営陣は、大概が70歳前後である。ここにも、昔は良かったと言い続ける「老害」の影響が出ている。



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