今年の芸能界で最もブレイクしたといえば、芦田愛菜(7)だろう。

 民放関係者によれば、

「愛菜ちゃんが出演するだけでバラエティ番組の視聴率が確実に3%は上がると言われているほど。今や視聴率戦争の切り札となっています。スケジュールは、年内はおろか、来年までぎっしり。ドラマ『マルモのおきて』(フジテレビ)が大ヒットして、それ以来スケジュールが分刻みだと聞いています。小さな体を壊さないか心配なくらいです」

 テレビ界の救世主となった愛菜ちゃんをCM業界も放っておくはずがない。すでに今年の上半期だけでも9本のCM契約を結び、「史上最年少のCM女王」との声がもっぱらなのだ。

 広告代理店関係者が解説する。

「今年に入って愛菜ちゃんのCMのギャラは一気に10倍にまで急騰していますよ。去年までは子役としては、ある程度の知名度はありましたが、CMのギャラは200万程度。それが今では1本2000 万円です。くしくも愛菜ちゃんと同じ契約料なのが、マツコ・デラックス(38)。2人とも昨年に一気にブレイクしましたが、マツコは早い段階で2000万に到達し、現状維持が続いている。一方の愛菜ちゃんは、今後はさらに3000万円ぐらいに高騰するかもしれません」

 しかも愛菜ちゃんの稼ぎっぷりたるやハンパではない。CMの契約料に加えて、テレビのギャラもレギュラーや特番で100万円以上と言われており、今年はすでに2億円以上稼いでいる計算だ。

 超売れっ子の子役とオカマが同じ相場というのもおもしろいが、今の人気を考えると、もう少しもらってもよさそうな気がするが‥‥。

「2人ともまだキワモノ的なイメージが強いからしかたない。ギャラのアップは今後の活躍しだいです」(広告関係者)

 ところで、今年ブレイクしたといえば、尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏(68)もその一人。

「尾木先生は法政大学キャリア・デザイン学部教授ですが、教授職の拘束を最小限にして、テレビ出演や講演を行っています。今年はバラエティ番組『ホンマでっか!?TV』でブレイクして講演やテレビ出演が急増。さらにはCM出演も舞い込み、1億円突破も確実なようです」(民放関係者)

 海外のキワモノ映像や情報の紹介、すべり系おやじギャグで人気のデーブ・スペクターのギャラも相当なものらしい。

「デーブのテレビ出演料は他の外国人コメンテーターの数倍はします。彼はレギュラーが6.7本あるので、恐らく2億円以上は稼いでいると思います。デーブの場合は、海外のエージェントからレアな画像を買いつけているので、その画像使用料も含めての値段なんです」(民放関係者)

 今や芸能界は「子役とキワモノキャラ」が、もてはやされていると言えそうだ。