ガソリン不足は解消しましたが、ガソリンの値段は高値安定していますし、一縷の望みだったトリガー条項(160円超えたら25円減税)も凍結されてしまった今、やはり気になるのは省燃費のこと。そんなわけでプロのトラックドライバーが実践している本格的な省燃費運転術を紹介しますね。特に年式の古いクルマや大排気量のクルマに乗っている人は特に効果があるので実践してみてください。


 (ハウツーの前に)年間削減金額の目標設定をしてみよう


一年間にどれだけガソリン代がかかっているのか計算します。


 例えば…


年間10,000キロ走行÷平均燃費10キロ=1,000L(年間消費量)


1,000L×160円(ガソリン価格)=160,000円(年間のガソリン代)


160,000円(年間のガソリン代)×10%(省燃費率)=16,000円(年間削減率)



 年間1万キロ走る人が10%の省燃費を実現すれば、なんと16,000円の削減になるわけですね。これが、もっと距離を走ったり、燃費の悪いクルマに乗っている人はさらに大きな削減額になるのです。


 ■1:余計な荷物は降ろしましょう


トランクにゴルフ用品やアウトドア用品などを入れっぱなしにしていませんか?「加速抵抗」は車重に比例します。たとえば50kg軽くすると約3%の燃費改善になります。思い切ってスペアタイヤを降ろしてパンク修理キットにするのも手かもしれません。なぜならタイヤ+ホイールの重量は一本で約20kg。かなりの重量なんですよね。


■2:スピードは控えめに


車速と燃費は非常に密接な関係があります。というのも「空気抵抗は車速の2乗に比例する」からなんです。時速70キロを超えたあたりから飛躍的に燃費は悪化していきます。空気抵抗が特に大きいトラックは時速100キロから120キロまでスピードを上げると、なんと30%近く燃費がダウンしてしまいます。


 ■3:おだやかな発進・加速


一般道の走行では信号や一時停止などで発進や加速が多くなる分、アクセルワークで大きく燃費が変わってきます。発進の際アクセル開度が50%と75%の場合ですと、25%の踏み込み量が多いだけで約10%の燃費悪化につながります。


 ■4:アイドリングストップは効果てきめん


2リッタークラスのクルマですと10分間のアイドリングで約150?のガソリンを消費します。「再始動させる方がガソリンを消費するのでは?」と思いがちですが、最近のクルマはコンピューターの制御もきめ細かく、再始動で使うガソリンはアイドリングの約5秒分。こまめにアイドリングストップすることでも積み重ねれば大きな節約になります。


 ■5:タイヤの空気圧は適正に


タイヤの空気圧が20%低いと約8%の燃費の悪化を招きます。空気圧が高いと燃費は向上しますが、乗り心地が悪化したり、タイヤの寿命を短くしてしまいます。


 


ちょっとした心掛けでかなりのガソリンを節約できそうですね


(参考HP) ISUZU  


       ECO JAPAN


 


(テングダンディ)




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