浙江省高速交通警察衢州(くしゅう)支隊は11日、杭金衢高速道路上で規則に反して停車してラクダを放したとして、トラック運転手を処罰した。運転手によると「散歩させていた」という。中国新聞社が報じた。

 トラックは雑技団の演技用機材とともにラクダを運んでいた。箱型で密閉式の荷台の中でラクダが暴れだしたという。そのため停車して、ラクダを外に出した。ラクダは道路わきの草を食べるなど、のどかにしていたが、見物しようと止まる車も出て、現場は混乱した。

 トラックの運転手は、「トラックにラクダを積むと、狭い空間に閉じ込められたことで、しばらくするとラクダはがまんできなくなり、病気になる場合もある。そのため、これまでも道路わきでラクダを散歩させた」と事情を話した。高速道路上でラクダを散歩させたのは、初めてという。

 現場に駆けつけた警察官は、高速道路上での違法停車として運転手を処罰した。交通警察は「トラックにペットや家畜などの動物を積んでいる場合、高速道路上で勝手に放さないでほしい。交通を混乱させるばかりでなく、危険な行為だ」と、高速道路利用者の自覚を求めた。(編集担当:如月隼人)



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