ソニーが世界最強の企業を目指して経営機構改革、平井一夫氏が副社長に就任
ソニーが社長人事の検討に入ったとBloomberg社が報じたことを昨年11月にお伝えしましたが、本日正式発表が行われました。
ハワード・ストリンガー会長兼CEOが社長であることは変わらず、ゲームやパソコンなどのネットワーク対応製品の事業を統括する平井一夫氏が新たに副社長に就任することになります。
なお、上記写真は次世代携帯ゲーム機「NGP」を手にほほ笑む平井一夫氏です。
詳細は以下から。
Sony Japan | ニュースリリース | ソニー、経営機構改革について
ソニーのプレスリリースによると、同社はネットワーク・エンタテインメントとビジネスソリューションを提供する世界最強の企業を目指して、さらなる変革と成長を加速するため、2011年4月1日付で、中核事業であるエレクトロニクスおよびネットワークサービス事業の経営体制を変更することが本日行われた取締役会で決議されたそうです。
そして新たに代表執行役 副社長に就任する平井一夫氏が「コンスーマープロダクツ&サービスグループ」を統括し、テレビ、ホームビデオ、ホームオーディオ、デジタルイメージング、PC、ゲーム、モバイル製品などの製品事業を担当。
さらにそれらの製品を繋ぐネットワークサービス事業や、コンスーマー事業と密接に関わるグローバル・セールス&マーケティング、共通ソフトウェアの横串プラットフォームおよび製品デザインについても担当するとしており、家庭およびモバイル双方の領域において、次世代の革新的な製品を開発し、魅力的でシームレスなエンタテインメント体験を提供することに注力するとしています。
続いて執行役 副社長の吉岡浩氏が「プロフェッショナル&デバイス・ソリューショングループ」を統括し、放送局向け機器や業務用製品、半導体、バッテリー、その他のデバイス事業を担当。ソニーの最先端技術とコアデバイスによって、エネルギーやメディカルといった新規事業領域を開拓し、付加価値を生み出すビジネスとして成長させることに注力するそうです。
なお、今回の経営体制の変更は、ハワード・ストリンガー会長 兼 CEOが引き続きグループ全体の経営を指揮すると共に、次世代の経営陣への権限委譲を進め、短期の経営目標を着実に実現しつつ、長期の成長戦略の実現も併せて追求していくもので、ハワード・ストリンガー会長兼CEOのコメントは以下となっています。
「トランスフォーメーションの次のステージも、ソニーの経営の指揮をとることを光栄に思っています。今回の経営体制の再編は、グループ全体として目指すゴールを明確にし、我々の持っている技術力を最大限活用することにより、ソニーの変革と成長を加速することを目的としたものです。我々のゴールは常に世界中のお客様に素晴らしいエンタテインメント体験と革新的なソリューションを提供していくことです。今回の新しい体制は、最重要領域への一層の集中と、それらへの柔軟かつ迅速なリソースシフトを可能にします。2年前に始めたトランスフォーメーションは大変順調に進捗しています。我々の主力商品及び技術は強化され、ネットワーク戦略は今や現実のものとなりました。これらの取り組みは、我々の広範なコンテンツ・ポートフォリオと併せ、ソニーの持続的な成長と成功を牽引していくものと信じています。」
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