Googleの携帯電話向けOS「Android」を採用したスマートフォンが、破竹の快進撃を繰り広げているAppleのiPhoneをアメリカ市場のシェアで逆転したことを昨年5月にお伝えしましたが、ついに全世界においてAndroidスマートフォンのシェアが1位となりました。

※上記の写真は「Androidプラットフォームを広める」という意味合いも含めて、Google自らが昨年1月にリリースしたスマートフォン「Nexus One」です。

プラットフォーム別のシェアや出荷台数など、詳細は以下から。
Google’s Android becomes the world’s leading smart phone platform (Canalys research release: r2011013)

アメリカの調査会社Canalysが発表したプレスリリースによると、2010年第4四半期の全世界のスマートフォン市場において、Androidスマートフォンの出荷台数が3290万台に達したそうです。

これは携帯電話メーカー首位のNOKIAが提供しているプラットフォーム「Symbian OS」を採用した携帯電話の出荷台数である3100万台を上回るものとのこと。

しかしながらAndroidスマートフォンの出荷台数は複数のメーカーの出荷台数の合計値なので、スマートフォンメーカーとしては依然としてNOKIAが首位だとされています。

プラットフォーム別のシェア。Googleが32.9%でNOKIAが30.6%、Appleは16.0%、そしてBlackBerryで知られるRIMは14.4%、「Windows Phpone 7」を立ち上げたマイクロソフトは3.1%となっており、スマートフォン市場自体は前年同期比88.6%の急成長を遂げています。


KDDIの「IS01」NTTドコモの「LYNX」で話題となったOSのアップデート問題など、Androidスマートフォンにも完璧ではないポイントがあるとはいえ、このように急成長を遂げることで、端末やアプリケーションが充実するようになってくれるのであれば、ユーザーにとってはなかなかうれしいことなのではないでしょうか。

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