前回、前々回と人や本から得る学びについてお話してきました。今回は、学びの場に身を置くことについてお話しますが、何から学ぶにせよ、自ら意思を持って将来に向けた投資・学びを行っていくことが必要です。意思があるか、ないかによって得られるものも、スピードも異なってくるでしょう。

会社に入社してすぐの時には、明日使う仕事上の知識などを吸収したり、経験を積んでいくことで無我夢中で、所謂「いっぱいいっぱい」の状態になっているかもしれません。

しかし、いつまで経っても目の前の仕事におわれているだけでは、未来を切り開いていくことができません。
少しずつでも自分の時間を見つけて、将来に向けた自分づくりのために、「学びの場」を選んで身を置く必要があります。

気がついたら目の前の仕事におわれて10年経ってしまったということになると、与えられた仕事をこなす経験は積むことができても、その先への可能性を広げていくことを考えると厳しい現実が待っているかもしれません。

■□■ 自腹を切る講座が必要 ■□■

会社が用意した研修プログラムというのは、よほど余裕のある企業でない限りは、業務直結型の必要最低限のものだと思います。
自分の時間を見つけて、未来を切り開いていくための自分作りに投資するとすれば、それは自分なりの選択の中で、当然自腹を切って挑戦していかなくてはなりません。

本に投資するということの重要性も話しましたが、これについても、仕事上の調べ物のための専門書などはともかく、「これは」という自分の学びのためのものは自腹を原則にすべきです。そうでないとそれを生かす本気度がでてきません。
会社の経費などにすると、そのうち読めばいいと積ん読になってしまうのがおちです。

会社から支給されるものを「投資」とは呼びませんし、そこからのリターンもたかが知れていると思ったほうがいいと思います。

■□■ 食わず嫌いをやめる ■□■


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