定員80人&畳6畳分の国内最大容量エレベーター、大阪のビルに設置。

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エレベーターは高層ビルには欠かすことのできないものだが、それほど多くの人数を一度に運べないため、例えばオフィスの混雑時間帯(出勤時間帯など)に定員オーバーでなかなか乗れずにイライラ……というシーンに出くわすことも珍しくない。ビルが大きくなればなるほど、効率的な運転や定員の多いエレベーターが求められるが、5月6日に開業する大阪の「梅田阪急ビル オフィスタワー」には、1つのかごの定員が80人という巨大なエレベーターが登場。積載量5,250kg、定員80人のエレベーターは国内最大容量だ。

このエレベーターを納入したのは三菱電機。同ビルには同じエレベーターが5台設置されている。5台が定員いっぱいの状態で稼働すれば、同時に400人を運べるという、その光景を想像するだけでも巨大なエレベーターだ。

かご内のスペースは9.52平方メートルで、畳約6畳分に相当。また、かご内の正面はガラス張りとなっており、屋外に広がる大阪の街並みを眺望できる。

「梅田阪急ビル」は低層部が阪急百貨店、中高層部がオフィスタワーの二重構造で、ショッピングとビジネスの空間や動線を明確にセパレート。オフィスタワーへは1階の専用エントランスロビーからシャトルエレベーターで15階のスカイロビーまで一気に人を運ぶ。