インタビュー:モデル・有香「自分が選んで進む道に、間違いなんて絶対ない」
ヨーロッパの一人旅を何度もしているという、モデルでご活躍中の有香さん。趣味の旅を通して、昨年は出版まで経験されました。「趣味は世界を旅する事!」とお話されるだけあって、旅をする事が一番のリフレッシュなんだそう。ヨーロッパへの情熱を端々から感じられ、見た目からは想像できない情熱さを持ち合わせた有香さんに、モデルのお仕事で気をつけている事や旅行の面白さ、プチリフレッシュ方法などを聞いてきました。
――モデルになられたきっかけを教えていただけますか?
有香(以下、有香):父のカメラ好きの影響で、小さい頃から写真に撮られるのが大好きでした。それで、10代の頃に、面白半分で友達とコンテストに出場したりしていて、その時に事務所の方からスカウトされたのがきっかけです。――モデルのお仕事は、朝が早いですよね? 朝は苦手だと聞いていますが・・・(笑)
有香:そうなんですよ。朝は格別苦手で・・・。集合時間がいつも早朝なので眠気と悪戦苦闘してます。――モデルのお仕事は人から見られるお仕事な為、常に緊張感がありそうですね。
有香:はい。モデルとしてはいつも人に見られる事を意識し、緊張感を持って気持ちに手を抜かず、意識を高く保つ事が大切です。一度気を抜くとダメですね。「まぁいっか」の諦めの気持ちを少しでも持ってしまうあっという間に日々のモチベーションが落ちていきます(笑)。――本当、一度気を抜いてしまうとあっという間にモチベーションは下がっていきますよね。
有香:ついつい気を抜いてしまいそうになる事はありますが、なるべく緊張感を持って生活するようにしています。他には、色々な所に出向いて美しいものに触れたり、新しい発見をしたり感性を磨く事も忘れていません。あと健康でなければ何をするにもHAPPYに出来ないと思いますので、いつもベストな状態で仕事が出来るように、健康にも気を使って生活しています。――地味な努力も必要だとは・・・。では、モデルの魅力とは?
有香:モデルのお仕事は、どの分野でも毎回刺激や感動があって本当に楽しいです。ショーにしても撮影にしても、毎回色んなスタッフと一つの物を作り上げて行く楽しさがあって、独特の緊張感や臨場感の中でお仕事できるのが魅力ですね。その空間に自分が関わっている事自体がとても嬉しい事です。――一つの物を作り上げて行くのって本当に楽しいですよね!
有香:そうですね。モデル以外にも、出版のお仕事をさせてもらっているのですが、本に掲載する写真を莫大な数の写真の中から数枚にセレクトしていく作業が、なかなか進まずかなり大変な作業になってしまったんですよ。作業している間は、もう自分が壊れてしまいそうでした(笑)。本が出来上がった今となっては良い思い出となっていますし、何より自分達が一生懸命作りあげた本を、見ず知らずの誰かが興味を持って手にとっていただけているという事が本当に嬉しいですね。――写真は全てご自身で撮影されているのだとか?
有香:そうなんです。本に載せている写真は全て自分で撮影している物なので、ひとつひとつの写真にその時の思いや感情があります。なので、本当はそれを全て掲載したい思っているんですよ。でも、1ページに掲載できる枚数は限られているので、セレクトしているんです。――本を出版されたきっかけは何でしょうか?
有香:モデルをしている縁でヨーロッパに何度か行く機会があり、ヨーロッパの魅力にどんどんハマっていきました。一人でもヨーロッパに行くようになって、素敵な街並みや風景をカメラに収めている内に、その魅力をもっともっと多くの人にも知ってもらいたい! と思ったのがきっかけなんです。そして、色々なご縁があり、本を出版する事になりトラベルライターとしてもお仕事するようになりました。――人とのご縁があってこその出版なのですね。
有香:全ての出来事は、人と人との繋がりで成り立っていると思うので、一つ一つの出会い、縁を大切にしながら、仕事に取り組むようにしています。今ある環境を当たり前だと思わないで、周りの人に感謝の気持ちを持って、緊張感のある中でも楽しみながらお仕事させていただいています。――楽しみながら前向きな姿勢でいられるからこそ、良い仕事ができますよね。
有香:どんな職業でも同じだと思うのですが、与えられた仕事を、一生懸命前向きに取り組んで行くと全て良い方向に向かう気がします。