日本での携帯端末販売を打ち切ったノキアが、改めて日本進出するそうですね。
今後は徹底したプレミアムブランド戦略による再上陸となりそうです。
ということで、プレミアムブランド戦略について考えてみました。

ノキアの戦略は、VERTU(ヴァーチュ)ブランドで超高級携帯を開発
 → http://www.vertu.com/jp/
【Product】 18金やチタンを使っているそうで、職人による手作り
       同時に、VERTUユーザー向けコンシェルジュサービスも
【Price】  121万円、335万円、370万円の3モデル
【Place】  販売は、直営店、宝石店、高級時計店
       直営店は、2009.2.19に銀座にオープン予定
【Promotion】直営店の店長は、元王族の秘書が富裕層向けに外商

いやぁ、徹底していますね。

そして、戦略競合はロレックスやカルティエだそうで、、、
「高級時計や高級スポーツカーがあるのに、 なぜ高級携帯電話がないのか?」
だそうで、、、

実は、すでに「プレミアム携帯」は、ソフトバンクとティファニーのコラボで
2008年10月に発売されていました。
価格は1298万円。限定10台ということで、こちらは話題づくりですね。
そういう意味では、本格的にプレミアム携帯市場を創出するのは、
ノキアのチャレンジが初めてということになります。

いよいよ携帯電話端末も、機能商品から情緒商品への転換が
始まったのでしょうか?
そんな情緒商品化が進んだ代表的は自動車ですよね。

ちなみにマーケティングの理論体系では、
顧客が受け取るベネフィットを3つに整理しています。

 ・機能ベネフィット:機能合理的なベネフィット
           (ex.走行性能に優れている)
 ・情緒ベネフィット:使用者が感じる心理的ベネフィット
           (ex.エキサイティングな気持ちになれる)
 ・自己表現ベネフィット:自分を演出したい、ヒトからこう見られたい

続きはこちら