【大人の物欲】おとなをも魅了する!究極の「キャストパズル」のススメ
パズルは、子供から大人まで魅了する知的アイテムだ。一度は、知恵を絞り、悩み、解き明かす喜びを経験した人も多いことだろう。
現在でも通勤電車の中で、数独※などのパズルを楽しんでいる人を多く見かけるほか、世界的ブームにもなったルービック・キューブも未だに世界各地で大会も行われているほどだ。そんなパズルの中でも、知的さで忘れてはならないパズルが知恵の輪だろう。その知恵の輪を進化させた「キャストパズル」は、おとなをも魅了する美しい"パズル"なのだ。
※ニコリのパズル雑誌「パズル通信ニコリ」で使用される名称で、3×3のブロックで区切られた9×9の正方形の枠の中に、1〜9までの数字をひとつずつ入れる
キャストパズルでは、「ゲームランク」と呼ばれる難易度を表す独自の指標がある。ゲームランクは、簡単なものからゲームランク1、ゲームランク2、...最高で6レベルまである。もちろん、ゲームランクは、客観的なものなので、あくまで目安に過ぎない。人によってはレベルの低いものが難しいということだってあるのだ。レベルを見て購入もできるが、デザインの美しさからコレクターアイテムとして揃える人も多い。
表1.レベル別アイテムリスト
「キャストデビル(CAST DEVIL)」のテーマは、「爪」。20世紀初頭のパズルブームで登場。見た目が簡単に見えるが、実は難しい"悪魔の爪"というパズルが原型となっている。ゲームランク4だが慣れていない人は解くのが難しいかもしれない。一度はずし方がわかってしまうと「素晴らしい!」と感嘆の声が出るほど、素直なパズルだ。
(C)HANAYAMA CO.,LTD.
「キャストリング(CAST RING)」のテーマは、「環」。15世紀頃にはヨーロッパで婚約指輪や結婚指輪のパズルが使われていた。キャストリングは、それからつくられたリング型パズルだ。パズル作家のNOB芦ヶ原氏の解説には「宗教改革者マルティン・ルターもこういう指輪を持っていたと云う。相手に渡し、それがバラバラになっていたら、浮気の証拠なのである。そんな歴史をあなたの手にも…」とある。ゲームランクは4。実は、はずすのは簡単だが、元に戻すのが非常に難しいパズルである。
(C)HANAYAMA CO.,LTD.
「キャストエルク(CAST ELK)」は、見た目から想像ができるように、パズルのテーマは「角」。欧州や北米に住むヘラジカのツノをイメージしている。NOB芦ヶ原氏が19世紀末のイギリスで大ブレークしたパズルをノミの市で入手し、それを参考に手を加えたもの。ゲームランク6に恥じない難しさだ。
(C)HANAYAMA CO.,LTD.
「キャストニューズ(CAST NEWS)」は、NOB芦ヶ原氏が19歳の時に製作したパズル。ゲームランク6で、テーマは「針」。浪人時代に銭湯帰りの雪道で思いついたそうだ。偶然でも一度解けてしまうと、その構造がわかり、解法がわかる。個人的には「キャストエルク」よりも難しい印象だ。ゲームランク6にふさわしいパズル。
(C)HANAYAMA CO.,LTD.
「キャストホース(CAST HORSE)」のテーマは、「馬」。NOB芦ヶ原氏曰く「アメリカの西部開拓時代、輸送機関の主流は『馬』だけだった。カウボーイは、馬を盗まれないように蹄鉄を工夫して、鍵として使ったそうだ」。そう蹄鉄が、このパズルの原点となっている。ゲームランク2で、初心者でも挑戦しやすいだろう。見た目も面白く、動かしているうちに外れることもあるだろう。
(C)HANAYAMA CO.,LTD.
「キャストハート(CAST HEART)」は、「愛」がテーマ。NOB芦ヶ原氏の解説によると、このパズルは固い絆で結ばれた恋人達のハートを象徴しているという。鎖で結ばれている金と銀のハートを最初に離してみる。それができたら、今度は元に戻す。同氏が言っているように難易度はかなり高く、筆者もこのパズルはまだ解けていない。
(C)HANAYAMA CO.,LTD.
「キャストパズル」は、知恵を競うだけのものではなく、知恵を使う楽しさを堪能するもの。さらに知恵だけなく、美しいデザインを愛でることもできるので、部屋のインテリアとしても大人の物欲を満たしてくれるグッズだ。
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■「キャストパズル」公式サイト
■株式会社ハナヤマ
編集部:関口哲司
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現在でも通勤電車の中で、数独※などのパズルを楽しんでいる人を多く見かけるほか、世界的ブームにもなったルービック・キューブも未だに世界各地で大会も行われているほどだ。そんなパズルの中でも、知的さで忘れてはならないパズルが知恵の輪だろう。その知恵の輪を進化させた「キャストパズル」は、おとなをも魅了する美しい"パズル"なのだ。
※ニコリのパズル雑誌「パズル通信ニコリ」で使用される名称で、3×3のブロックで区切られた9×9の正方形の枠の中に、1〜9までの数字をひとつずつ入れる
■美しさが魅力のキャストパズル
キャストパズルは、金属的な質感と美しい形状が魅力の立体パズル。楽しみ方はシンプルそのもの。絡み合った金属のパーツを一度外して、また元通りに戻すだけだが、シンプルだからこそ、知力と空間把握力などが問われるのだ。キャストパズルは、いくつもの種類があり、どのパズルも異なった構造のギミックを持ったいる。すでに30種類以上販売されており、当然解き方やパズルテーマも全く異なり、その数だけ楽しみがあるというわけだ。レベル1 | キャスト エービーシー、キャスト キー、キャスト バイク、キャスト フラグ |
レベル2 | キャスト キー2、キャスト プレート、キャスト リング、キャスト クリケット、キャスト ディスク、キャスト ビオロン、キャスト ホース |
レベル3 | キャスト キュービー、キャスト エス&エス、キャスト オーギア、キャスト ケージ、キャスト スター、キャスト ダブル・ユー、キャスト ドルチェ |
レベル4 | キャスト コースター、キャスト ラディックス、キャスト デビル、キャスト ハート、キャスト バロック、キャスト リング、キャスト レフ |
レベル5 | キャスト デュエット、キャスト アムール、キャスト スパイラル、キャスト ラビ、キャスト リング2 |
レベル6 | キャスト エニグマ、キャスト エルク、キャスト チェーン、キャスト ニューズ |
■おとなの知恵はどのくらい?キャストパズルに挑戦
今回は、数あるキャストパズルの中から無作為に選んで挑戦してみた。「キャストデビル(CAST DEVIL)」のテーマは、「爪」。20世紀初頭のパズルブームで登場。見た目が簡単に見えるが、実は難しい"悪魔の爪"というパズルが原型となっている。ゲームランク4だが慣れていない人は解くのが難しいかもしれない。一度はずし方がわかってしまうと「素晴らしい!」と感嘆の声が出るほど、素直なパズルだ。
「キャストデビル」 | 「キャストデビル」を解いてみた |
「キャストリング(CAST RING)」のテーマは、「環」。15世紀頃にはヨーロッパで婚約指輪や結婚指輪のパズルが使われていた。キャストリングは、それからつくられたリング型パズルだ。パズル作家のNOB芦ヶ原氏の解説には「宗教改革者マルティン・ルターもこういう指輪を持っていたと云う。相手に渡し、それがバラバラになっていたら、浮気の証拠なのである。そんな歴史をあなたの手にも…」とある。ゲームランクは4。実は、はずすのは簡単だが、元に戻すのが非常に難しいパズルである。
「キャストリング」 | 「キャストリング」を解いてみた |
「キャストエルク(CAST ELK)」は、見た目から想像ができるように、パズルのテーマは「角」。欧州や北米に住むヘラジカのツノをイメージしている。NOB芦ヶ原氏が19世紀末のイギリスで大ブレークしたパズルをノミの市で入手し、それを参考に手を加えたもの。ゲームランク6に恥じない難しさだ。
「キャストエルク」 | 「キャストエルク」を解いてみた |
「キャストニューズ(CAST NEWS)」は、NOB芦ヶ原氏が19歳の時に製作したパズル。ゲームランク6で、テーマは「針」。浪人時代に銭湯帰りの雪道で思いついたそうだ。偶然でも一度解けてしまうと、その構造がわかり、解法がわかる。個人的には「キャストエルク」よりも難しい印象だ。ゲームランク6にふさわしいパズル。
「キャストニューズ」 | 「キャストニューズ」を解いてみた |
「キャストホース(CAST HORSE)」のテーマは、「馬」。NOB芦ヶ原氏曰く「アメリカの西部開拓時代、輸送機関の主流は『馬』だけだった。カウボーイは、馬を盗まれないように蹄鉄を工夫して、鍵として使ったそうだ」。そう蹄鉄が、このパズルの原点となっている。ゲームランク2で、初心者でも挑戦しやすいだろう。見た目も面白く、動かしているうちに外れることもあるだろう。
「キャストホース」 | 「キャストホース」を解いてみた |
「キャストハート(CAST HEART)」は、「愛」がテーマ。NOB芦ヶ原氏の解説によると、このパズルは固い絆で結ばれた恋人達のハートを象徴しているという。鎖で結ばれている金と銀のハートを最初に離してみる。それができたら、今度は元に戻す。同氏が言っているように難易度はかなり高く、筆者もこのパズルはまだ解けていない。
「キャストハート」 | 「キャストハート」を解けなかった |
「キャストパズル」は、知恵を競うだけのものではなく、知恵を使う楽しさを堪能するもの。さらに知恵だけなく、美しいデザインを愛でることもできるので、部屋のインテリアとしても大人の物欲を満たしてくれるグッズだ。
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■「キャストパズル」公式サイト
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編集部:関口哲司
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