大混戦の末、ついに優勝の行方は最終節に持ち越されたスペインリーグ。泣いても笑っても今週の日曜日(日本時間の月曜日早朝)にすべてが決まる。現在、レアル・マドリーとバルセロナが同勝点で並んでいるが、レアル・マドリーがホームでの試合なのに対して、バルセロナはアウェー。レアル・マドリーが有利なのは間違いない。そんななか、気になるのがレアルの指揮官カペッロの去就である。仮にレアル・マドリーが優勝を逃した場合、カペッロの残留はほぼあり得ないだろう。そして、普通に考えれば優勝した場合は残留ということになるだろう。ところが、優勝したとしてもカペッロは辞めるかもしれない、との見方もある。先日、カペッロとカルデロン会長が対面した際、カペッロは自らの進退に一切触れず、すべてが終了した月曜日に再び話し合いがもたれることになったのだ。どうやらカペッロが迷っているのは本当のことのようだ。一時は解任確実という状況にまで追い詰められながら、4年ぶりリーグ制覇に限りなく近づかせたカペッロ。日曜日に世界中の注目が集まるなか、果たしてカペッロの今後も気になるところだ。