リーガ優勝に王手をかけるレアル・マドリーにホッとするニュースが届いた。ここ数日間に渡ってロビーニョのブラジル代表合流を巡り、レアル・マドリーとブラジルフットボール連盟(CBF)の間で揉め続けていたが、FIFA(国際フットボール連盟)は、最終的にロビーニョが数日遅れでコパ・アメリカに向けた代表合宿に合流することを認めた。これによりカペッロ監督は、17日にサンティアゴ・ベルナベウで行われる優勝を懸けた大一番、マジョルカ戦にでのロビーニョの起用が可能となった。

 FIFAの規定によると公式大会の場合、各クラブは試合開始14日前に招集された選手を各代表に合流させることになっている。今回のコパ・アメリカでブラジル代表は27日にメキシコとの初戦を迎えるため、この規則にのっとり、CBFとドゥンガ監督は、ロビーニョがすぐに代表に合流するよう要請していた。ロビーニョ本人が日曜日の大一番への出場を希望していてもだ。

 だが、最終的にFIFAが代表合流の遅れを認めたため、レアル・マドリーとロビーニョの希望が無事叶うことになった。ちなみにFIFAからの制裁はないとのことで、さらに一安心といったところだろう。

 さらにもう一つ。カペッロ監督は、マリ代表に招集されているディアラもマジョルカ戦の戦力とすることができるようだ。すでにチームを離れているディアラだが、木曜日(14日)にも戻ってくる予定だ。

 最終節にベストメンバーで臨めることはほぼ確実。レアル・マドリーの悲願の優勝に向けての下準備は整ったと言える。

(スペイン通信)