6シーズンに渡ってセリエAから遠ざかっていたナポリだが、セリエB最終節にてジェノアともにセリエA復帰を決めた。ナポリといえば、かつてマラドーナ、カレッカが在籍し、ヨーロッパで最も注目されたクラブといっても過言ではない。しかしその後、クラブは財政難に陥り、それが原因でセリエCにまで落ち込んでしまった。だが、2シーズン前に映画会社を経営するデ・ラウレンティス氏が会長に就任してからは財政的にも安定し、それとともに成績も向上。嬉しいセリエA復帰となった。

 デ・ラウレンティス会長は、「今後は再びヨーロッパで注目されるクラブになりたい」と、名門復活への野望を語っている。その手始めとして、セリエAでも得点できるFWを求めており、ユベントスのブルガリア代表FW、ボジノフの獲得に乗り出している。復帰したものの1シーズンで降格なんてことにならぬよう、まずはセリエAで戦える基盤を作りたいところ。ボジノフだけでなく、他にも意中の選手がいそうな気配。地中海ブルーはセリエAの舞台で輝くために、充実の戦力を目指している。