東洋大板倉キャンパス 跡地の一部を群馬県に無償譲渡へ 年内に契約 群馬・板倉町
板倉町の東洋大学板倉キャンパスの跡地について、大学側が一部の土地を県に無償で譲渡することを決めました。山本知事は年内に譲渡契約を締結し、所有権の移転登記を行うとしています。
県が東洋大学から無償で譲渡を受けるのは、板倉町泉野1丁目の板倉キャンパスの敷地約33万2000平方メートルのうち、空地となっている未利用地10万2700平方メートルあまりです。大学側が、29日の理事会で県への譲渡を決めたもので、両者は年内に譲渡契約を締結し所有権の移転登記を行う予定です。
東洋大学板倉キャンパスは、県と板倉町が約43億6000万円を支援して1997年に開設。2学部4学科で、ピーク時には約2300人の学生が在籍しました。ところが、少子化で学生の確保が難しくなったとして、大学は2024年、都心に近い埼玉県朝霞市にキャンパスを移転。以降、板倉キャンパスは事実上、廃止されています。
県は、大学がキャンパスの移転を発表した2020年か、大学用地として使わないのであれば返してほしいと、一貫して未利用地の譲渡を求めていました。今後県は、土地の利活用について板倉町と協議し、地域の活性化につながる方策を検討するとしています。
山本知事は「これまで動きが無かった中で一歩進んだことは安堵している」と話す一方で、残りの大学用地や建物については、「大学側に責任をもって利活用の方法を検討してもらいたい。求められれば県も協力する」としています。
