決勝T1回戦で日本とブラジルが激突する。(C)Grtty Images/金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 現地6月25日に開催された北中米ワールドカップのF組最終節で、森保一監督が率いる日本代表はスウェーデン代表と対戦。56分に前田大然が先制点を奪うも、62分にアンソニー・エランガに同点弾を浴び、1-1で引き分けた。

 森保ジャパンは1勝2分、勝点5でフィニッシュ。2勝1分で勝点7のオランダに次いで、F組2位でのラウンド32進出のため、次の相手はC組1位のブラジルとなった。

 屈指の日本通で、日本サッカーを長く深く取材するブラジル人記者、チアゴ・ボンテンポ氏はこの対戦カードをどう受け取るのか。スウェーデン戦の直後にじっくりと話を訊いた。

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――森保ジャパンは日本時間6月30日に行なわれる決勝トーナメント1回戦で、ブラジルと対戦することになりました。

「ブラジル人として複雑な気持ちだね。最初からその可能性を知っていたので『絶対、日本対ブラジルは見たくない』と思っていた。日本対モロッコか、日本対スコットランドになれと。日本対ブラジルの試合は絶対見たくなかった。日本かブラジル、どちらかが次の試合で敗退してしまうからね」

――「相手が日本」ということに対する、ブラジル国民の反応はどのような感じですか?

「ブラジルメディアはほとんど『日本をリスペクト』という意見だ。日本の見方はすごく変わったと思う。例えば4年前、8年前に日本対ブラジルの可能性があった時は、多分みんなが『日本は格下だからブラジルが絶対勝つ』と思っていた。でも今は、日本代表への意見が変わったね。

 ほとんどの人が『日本はもうそんなに弱いチームじゃない。今はブラジルに勝てるチームだ』と思っている。あまりブラジルに自信がない人も多い。まだ一定数の人が昔と同じく『いや、ブラジルが簡単に勝てる』と思っているけど、ほとんどが『日本はそんなに簡単な相手じゃない』という意見だ」
――日韓ワールドカップの得点王で、ドイツ・ワールドカップの日本戦で2点を挙げた元ブラジル代表のロナウドは、「日本とスウェーデンには簡単に勝てる」と発言し、大きな注目を集めました。

「確かにロナウドがいた2006年の試合は簡単に勝てた(4-1)けど、この20年間でたくさんのことが変わった。20年前と比べたら、日本はどんな相手にも勝てる状況になったけど、ブラジルはちょっと弱くなった。

 ワールドカップの前は、ほとんどのブラジル人が今の代表が優勝できないと思っていた。でもグループリーグの第3戦(対スコットランド、3-0)は、多分(監督のカルロ・)アンチェロッティが来てから一番良かった試合だったので、チームが段々成長している印象があった。そしてヴィニシウス・ジュニオールがやっと代表で活躍して、チームへの期待度が高まった」