「らんラボ!」の深澤哲也氏が、「中・長距離走・マラソンが劇的に速くなる5つの要素」と題した動画を公開した。動画では、800mからフルマラソンまでの中長距離走において、劇的にタイムを縮めるために欠かせない5つの要素について詳しく解説している。

深澤氏は、中長距離走が速くなるための1つ目の要素として「有気的代謝の最大値の向上」を挙げる。代謝とは、体内で起こる化学反応であり、生きるために必要なエネルギーを生み出す営みであると定義。酸素を使ってエネルギーを生み出す有気的代謝の最大値を高めることで、同じ感覚でもより速く走れるようになると説明した。

2つ目の要素は「乳酸の処理能力の向上」である。乳酸について、多くの人が疲れのもとというネガティブなイメージを持っていると指摘した上で、実際は酸素を使わない無気的代謝の代償として発生するものであると解説。ペースを上げて無気的代謝を併用した際に発生する乳酸を、走りながら処理してエネルギーとして再利用する能力が重要だと述べた。

続いて3つ目の要素として「筋持久力の向上」を挙げる。エネルギーを生み出すエンジンが優れていても、車で言う「タイヤ」がパンクしては意味がないとし、マラソン後半での失速を防ぐためには筋持久力が必須であると語った。

4つ目の要素は「回復力」であり、トレーニングという負荷に対して体を回復させ、元のレベル以上に引き上げる適応のサイクルを素早く回すための土台として、基礎体力の重要性を強調した。

最後となる5つ目の要素は「心・マインド・ハート」である。深澤氏は、この精神的な要素が「結果を出す人、出さない人のめちゃくちゃ大きな分かれ道」であると断言。「サブ3を達成できる前提で考えるのか、できない前提で考えるのか」という心持ち一つで、日々のトレーニングの質や結果が大きく変わることを実例を交えて解説した。

5つの要素をバランス良く鍛え、長期的な視点でトレーニングを継続することが、マラソンのタイム向上には不可欠である。特に、目に見えない「回復力」や「心」の持ち方が、ランナーを次の次元へと引き上げる大きな鍵であることが分かる内容となっている。

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