‘クラブ世界一’という称号を懸けて、17日(日)に欧州王者バルセロナと南米王者インテルナシオナルが激突する。ヨハン・クライフ率いる‘ドリームチーム’も獲得できなかったクラブW杯のタイトル獲得チャンスを14年ぶりに得たバルサは、このタイトルを獲得し、クラブの新たな時代を築きたいと静かに闘志を燃やし、キックオフの時を待っている。

胃腸炎のため準決勝クラブアメリカ戦ではプレーしなかったエジミウソンだが、回復し出場も可能となった。しかし、ライカールト監督は、クラブアメリカ戦で先発起用したモッタを決勝戦でも先発させる予定だ。クラブアメリカ戦の先発メンバーをいじらずにそのまま起用すると見ていい。

2002年W杯日韓大会で母国ブラジルが優勝トロフィーを掲げた思い出深いスタジアムで、生まれ故郷のチームとの対決、そして、有力視されるFIFA年間最優秀選手の発表を翌日(18日)に控えるロナウジーニョは、人一倍チベーションを高めていることだろう。

今回がクラブW杯初参戦となるインテルナシオナルは、バルサを打ち破るのは非常に難しいと認めているものの、サプライズは可能と自信ものぞかせている。キャプテン、フェルナンドンもバルサには敬意を払っているが、怖れてはいないとコメントしている。

ブラガ監督もバルサを世界最高のクラブとしながらも、チェルシーやレアル・マドリー戦でのバルサの問題を分析し、決して打ち破れないチームではないと自信を見せている。準決勝アルアハリで、良いイメージを残し勝利できたことで自信を深め、日曜日はさらに良いプレーができるだろうと明言。また、ロナウジーニョだけでなく他の選手も試合を決めることができると警戒もした。

クラブの輝かしい歴史の中で唯一欠けていた‘クラブ世界一’の称号を手にいれるまであと1試合となったバルサは、万全の体制で決戦に挑む。優勝トロフィーをバルセロナに持ち帰ることができるか?

予想スタメンは以下の通り

<バルセロナ>
バルデス、ザンブロッタ、マルケス、プジョール、ジオ、モッタ、デコ、イニエスタ、ジュリ、ロナウジーニョ、グジョンセン

<インテルナシオナル>
クレメル、セアラ、インディオ、ファビアーノ・エレル、イダルゴ、ウェリントン・モンテイロ、アレックス、エジーニョ、フェルナンドン、イアルレイ、アレシャンドレ・パト