レアル・マドリーとリバープレートがアルゼンチン人FWゴンサロ・イグアイン(20)の移籍でようやく合意に達した。すでに獲得しているブラジル人左SBマルセロ(18)は、今シーズン終了までレアル・マドリー・カスティージャ(下部チーム)でプレーさせることが有力とされているため、トップチームの冬の補強第1号となる。

イグアインの移籍を巡っては、イグアインがレアル・マドリー行きを希望していることから移籍も秒読み段階と言われていたが、移籍金を含めた契約内容で両クラブの意見の食い違いが見られ難航していた。今週に入り、リバープレートの経理担当エクトル・グリンベルグ氏と同選手の代理人ノルベルト・レカッセン氏がマドリー入りし、火曜日(12日)からレアル・マドリー側との交渉を進めていた。そして本日(14日)、移籍金、契約内容ともに両クラブ間での合意にようやくこぎつけた形となった。交渉の焦点は主にイグアインの移籍金を巡ってのものだったようだが、最終的に1300万ユーロ(約20億円)で落ち着いた。イグアインは、今シーズン残りの6ヶ月をレアル・マドリーでプレーすることになるが、下部チームでプレーする可能性がないわけではないとも言われている。

ようやくイグアイン獲得にこぎつけたレアル・マドリーは、息つく暇もないままに次なる目標であるボカ・ジュニアーズのアルゼンチン人MFフェルナンド・ガゴ(20)の移籍交渉を一気にまとめにかかる。