第14節を終えたセリエAに新たな事実が判明した。FKの名手が減っている・・・。7日付のガゼッタ・デッロ・スポルト紙は“直接FKによるゴール数”が減少傾向にあると訴えている。

記事によると、今季のセリエA総得点は「349」で、直接FKによる得点はわずかに「13」。総得点に占める割合は3.72%、例年になく寂しい結果とのこと。文中ではジダン移籍やロベルト・バッジョ、ミハイロビッチの引退後に減少しつつあった“直接FKゴール”が、ユベントスのセリエB降格によるデル・ピエロ不在が追い討ちをかけたのではと推測している。

他国リーグに比べ、壁の距離が圧倒的に近いセリエA。だからこそ、直接FKを決める選手は“ファンタジスタ”と称賛され、サポーターから絶大な人気を得る。ファンタジスタ離れが目立つ昨今のセリエA、芸術品とも言えるFKをサポーターは待っている。