プレミア王者チェルシーのFWディディエ・ドログバが絶好調だ。今シーズン、早くも8ゴールを記録し、ポーツマスのFWヌワンコ・カヌーと並んで得点ランキングのトップに立っている。抜群の決定力でチームを牽引する姿には、エースの貫禄すら漂うほどだ。

 いまや“世界最高FW”とも呼ばれるドログバは、『ニュース・オブ・ザ・ワールド』紙の取材に対し、リーグ制覇を高らかに宣言。さらに、今シーズンの好調の秘訣に、新加入のFWアンドリー・シェフチェンコの名前を挙げている。

「今シーズンこそは、プレミアで最高のストライカーと認められたいね。これまで何度もチェルシーを離れようと考えた。でも、僕は戦士だ。途中で逃げ出すことなんてあり得なかった。とにかく、チェルシーは今シーズンも優勝する。それは絶対だ。アウェイのマンU戦では引き分けることが出来た。彼らが浸っていた幸福感を打ち砕くことができたはずだ。ただし、僕が活躍できているのは、シェフチェンコのおかげだと言える。彼がピッチにいない場合、相手DFはつねに僕を探してマークする。でも、彼がいれば、マークが分散してフリーの場面が多くなるんだよ。僕が監督なら、彼を使い続けるね」

 首位マンUとの勝点差は6で、消化試合が1つ少ないチェルシー。追撃態勢は十分に整っている。シェフチェンコという最高のパートナーとともに、ドログバがゴールネットを揺らし続ければ、リーグ3連覇の夢もますます現実味を帯びてくるはずだ。